東海大学のチャレンジセンター・ライトパワープロジェクト・ソーラーカーチームが、世界最大級のソーラーカーレース「2019ブリヂストン・ワールド・ソーラー・チャレンジ」で世界2位、国内のチームで1位となった。
東海大のチームは13日にスタートし、17日12時4分にゴールした。その後、大会主催者がペナルティなどによるタイム加算、最終的な合計タイムや平均速度などをチェックした結果、順位が確定した。
同レースは太陽光だけを動力源とし、オーストラリア北部のダーウィンから南部のアデレードまでの約3000㎞を走行時間で競うもの。1987年にスタートし、1999年から2年おきに開催されている。
15回目となる今回は、3連覇中のオランダ・デルフト工科大学をはじめ、同トゥウェンテ大学、米ミシガン大学、同スタンフォード大学など、世界21カ国・地域から43チーム(メインクラスとなるチャレンジャークラスは27チーム)がエントリーした。
東海大は2009年と2011年に2連覇を達成し、2013年は世界2位、2015年は3位、2017年は4位という成績を残している。今回は国内から東海大のほか、工学院大学と名古屋工業大学、呉港高校が参戦した。
東海大チームは東レ・カーボンマジック、ブリヂストンをはじめ、多数の国内企業の協力を得て、一般的なシリコン太陽電池パネルで新車両「Tokai Challenger」を製作し、レースに臨んだ。