ニチバンは27日、都内で2019年度上期(4-9月期)の決算説明に併せ、4月からスタートした新中期経営計画の推進状況について報告を行った。
上期業績は日韓情勢の悪化によるメディカル事業のインバウンド需要鈍化や、米中貿易摩擦などに起因する企業心理の冷え込みによるテープ事業の需要低迷などが響き減収減益となったが、同社では新中計にそった様々な施策を着々と進めている。
5カ年計画の新中計(2019~2023年度)策定に先立ち、2030年度を睨んだ中長期ビジョンを定めた。快適な生活を支える価値を創出し続け、グローバルに貢献する企業を「ありたい姿」と位置づけ、新製品比率30%と海外比率30%を目指す。
6月末に就任した高津敏明社長は、そのビジョン達成のためには