クラレノリタケデンタルは17日、保険適用の歯科切削加工用レジン材料「カタナ アベンシア ブロック(ユニバーサル用)」に、滑らかなグラデーションを持つML(マルチレイヤー)を追加し、今月21日に新発売すると発表した。
歯科治療のデジタル化に伴い、関連機器を導入する歯科医院や技工所が増加し、治療件数も年々増加。同社は、多種多様なニーズに応えるため、各種CAD/CAM材料や装置類のラインアップ強化を進めている。
今回発売を開始する「カタナ アベンシア ブロック(ユニバーサル用) ML(マルチレイヤー)」は、超微粒子フィラーを高密度に配合したことで、強度と滑沢耐久性の両立を実現した保険適用のCAD/CAM冠用レジンブロック。
同社独自の製造技術により、各層の色調ギャップが少ない滑らかなグラデーションを実現しており、金属のクラウン(補てつ物)ではかなわなかった、天然歯に近い色調のある小臼歯クラウンをシンプルな作業で製作することができる。
また、CAD/CAM装置による加工後の表面性状が滑らかで、技工所での操作と歯科医院での咬合調整後の研磨性にも優れている。