工学院大学はこのほど、鈴木俊彦教授(建築学部建築学科)が段ボール製のPCR検査用防護シールドを開発したと発表した。
撥水性の高い強化段ボールを使用しているため消毒が可能で、窓にはアクリル板を貼り、医療従事者は立位でも座位でも検査が可能なつくりとなっている。鈴木教授は、避難所内などでプライベートな空間をつくることを目的に段ボール製の簡易個室キットなどを2011年から設計・現地搬入し続けている。
今回の防護シールドには、運搬・組み立て・価格も配慮されており、使用後は、段ボール部分は資源ごみとして廃棄できる。商品名は「PCRボディシールド」。小売価格は2万2000円(税込)で、大幸紙工が受注販売を開始した。