三菱ケミカルホールディングスはこのほど、北米最大のインキュベーターであるグリーンタウン・ラボ(GL)と共同で、アクセラレータープログラム「KAITEKIチャレンジ」を立ち上げたと発表した。GLは、気候変動に関するソリューション(Climate Tech)に取り組むスタートアップを支援している。
両者は、このプログラムを通じ、代替タンパク質、プラスチックリサイクル、および食品ロスの削減など、日常生活の持続可能な消費を可能とする技術やビジネスモデルをもつスタートアップをグローバルに募集し、選定したスタートアップを支援する。同時に、三菱ケミカルHDグループ企業との協業推進、ライセンス契約、投資を含め、事業化に向けたパートナーシップを深めていく。
地球温暖化をはじめとする環境問題や社会問題が叫ばれる中、両者は三菱ケミHDの経営理念「KAITEKI」と呼応する今回のプログラムにより、サーキュラーエコノミーに関するイノベーションを加速させ、環境・社会課題の解決に積極的に取り組んでいく。
なお、プログラムの正式名称は「The KAITEKI Challenge‐Reimagining Proteins,Plastics,and Packaging」で、募集期間は来年2月10日(米国東部時間)まで。