サン・トックスは21日、OPPフィルムとCPPフィルムの全製品を7月1日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は、「500㎡当たり250円(厚み20μ相当品)」。
同社は3月22日に値上げを実施したが、購入しているポリオレフィン樹脂価格が上昇しており、さらに樹脂メーカー各社から原料価格の追加値上げを強く要請されている。加えて、副資材価格、物流費、用役費なども上昇している。こうした中、同社は、生産性改善や営業効率向上といったコストダウンを実施しているが、原料価格の値上げなどコスト上昇は自助努力の範囲をはるかに超えるもとなっており、フィルム製品の採算是正を図るため再度の値上げを決定した。