デンカは2日、クロロプレンゴム(CR)「デンカクロロプレン」について、今月16日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は、国内分が「38円/kg以上」、輸出分が「500ドル/t以上」「450ユーロ/t以上」となっている。
CRの世界市場は好調な需要を背景に需給バランスがひっ迫しており、すべての需要に応じられない状況が続いている。また、原燃料価格の上昇による製造コスト増は自助努力の限界を超えている。こうした中、同社は、製品の安定供給ならびに事業の維持継続を図るため、今回、値上げせざるを得ないと判断した。