ユニチカはこのほど、包装用二軸延伸ナイロンフィルムおよびポリエステルフィルム製品について、4月11日出荷分から追加値上げをすることを決定したと発表した。
対象製品と改定幅は、ナイロンフィルム「エンブレム」、複層ナイロンバリアフィルム「エンブロン」、ナイロンバリアフィルム「セービックス」が「一連300円(15㎛換算)」、ポリエステルフィルム「エンブレット」、ポリエステルバリアフィルム「セービックス」が「一連300円(12㎛換算)となっている。
同社は、今年2月に当該製品の値上げを発表したが、ロシアのウクライナへの侵攻を受け、主要原料価格は一層高騰してきている。同社は、継続して様々な合理化・省力化などの徹底したコスト削減に努めているが、自助努力だけでは吸収しきれない状況にあることから、フィルム製品の安定供給を維持するため、追加の値上げ実施を決定した。