住友化学はこのほど、2020年度の大幅赤字で発生した累計損失の解消と財務体質の強化を目的に、昨年12月に公表していた「ペトロ・ラービグ社の減資および増資」について、減資のみ中止すると発表した。ペトロ・ラービグ社の業績が改善し、当初想定していた累積損失額が大幅に減少する見通しとなったため。
計画では、3億2100万ドル相当(住友化学の対応分1億2000万ドル相当)の減資を予定していた。なお、21億2000万ドル相当の増資(住友化学の引受分7億9500万ドル相当)については実施する。
2022年4月7日