AGCはこのほど、2023年末までに関西工場高砂事業所(兵庫県高砂市)における液晶用ガラス基板製品の生産を終了することを決定したと発表した。
コロナ禍における巣ごもり需要の反動によるTV販売の低迷や、原燃材料高騰、アジア通貨高による製造コストの上昇を受け、2022年より同社の液晶用ガラス基板事業の収益が悪化している。収益改善策として、低収益サイズのガラス基板からの撤退や生産ラインの統廃合など抜本的構造改革施策に取り組んでおり、具体的施策の一環として今回の決定に至った。
なお、同事業所で行っている他製品の生産は今後も継続する。