積水化学工業は2日、水道、ガス、下水用ポリエチレン管および継手類について、12月20日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は、ポリエチレン製パイプの上水用「エスロハイパーJW」、ガス用、下水用が「20%以上」、同継手が「15%以上」。
昨今、円安の加速や素材市況の悪化により、原材料およびエネルギーコストが高騰している。加えて、品質維持や製品供給に必要な人材確保で労務費も一段と上昇している。こうした中、同社は、原料メーカーとの交渉や生産性向上により、コスト削減を重ねてきたが、自助努力で対処できる水準を超えていると判断し、今回、価格改定の実施を決定した。