デンカは11日、青海工場(新潟県糸魚川市)で発生した配管破裂事故、同社および持分法適用関連会社の樹脂製品における第三者認証等の不適切行為の2件の事案を重く受け止め、関係役員の報酬の一部を返上すると発表した。
山本学会長と今井俊夫社長が役員報酬月額の50%(返上期間3ヵ月間)、高橋和男専務執行役員が同40%(同)、香坂昌信執行役員(品質保証・安全担当)が同10%(同2ヵ月間)、萩原丈士執行役員(青海工場長)が同10%(同1ヵ月間)を返上する。
同社は「今後、より一層の安全対策とコンプライアンスの強化に努め、再発防止と信頼回復に全力で取り組んでいく」とコメントしている。