米国の大手化学メーカーのダウはこのほど、米国グリーンビルディング協議会(USGBC)と「カーボンチャレンジ賞」を創設した。
通常以上のCO2排出量の削減と、エネルギー効率の向上を実現した東アジアのオフィスビルと商業施設に授与する。建物の運用時のCO2排出量削減を促すことで、建築物の増加に対応することを目指す。
カーボンチャレンジは、標準的な方法論をもとに、1年間のスコープ1排出量(所有または管理する発生源からの直接的な排出)と、スコープ2排出量(調達エネルギー減からの間接的な排出)に基づき評価する。
今回は、特に高層ビルの建築が進む、日本と韓国、大中華圏(中国本土・台湾・香港・マカオ)にある2万㎡以上のオフィスビルと商業施設を対象とした。2020年以降に他の地域でも実施することを検討している。
全てのデータはUSGBCのArcシステムで検証される。申請期限は8月31日。詳しい情報と提出フォームは、www.Carbon―challenge.comに掲載されている。