東ソー クロロプレンゴムをデボトルで増強 3万7000tに

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2019年8月2日

 東ソーは1日、南陽事業所(山口県周南市)において、スペシャリティ事業を構成する機能性ポリマー製品であるクロロプレンゴム(CR)「スカイプレン」の生産能力増強を決定したと発表した。

 今回の投資額は約50億円。今年8月に着工し2021年の完工を予定する。増強後の生産能力は3万4000tから、3万7000tに高まる。

 CRは自動車のホースやベルト、各種工業部品のほか、接着剤や医療用手袋の用途に使われており、特に近年は、医療用手袋用途の需要拡大により、タイトな需給環境が継続している。こうした中、同社は、今回の能力増強に合わせ老朽化対策も実施し、安定供給を図るとともに伸長する需要拡大に対応する。

 今後も東ソーは、さらなる事業規模の拡大と収益力の強化を図っていく方針だ。