出光興産は23日まで、国立新美術館(東京・六本木)で「シェル美術賞展2019」を開催している(17日は休館)。
次世代を担う若手作家を対象とした「シェル美術賞」は、1956年の創設から63年目(48回目)を迎えた。今年は531人の作家から765点の作品応募があり、受賞作品はグランプリの黒坂祐氏「夜から朝までの間」、各審査員賞5点、学生特別賞2点の計8点に決定した。受賞作品8点に入選作品46点を加えた計54点を展示する。
13日には受賞8人を含む、受賞・入選作家54人が出席し、表彰式・講評会・オープニングレセプションを実施する。14日には展覧会場で、審査員と受賞作家8人による、アーティストトークも行う。なお、13日は講評会のみ一般観覧が可能となる。
会期中に来場者の投票により選ばれる「オーディエンス賞」を設け、会期終了後に受賞・入選作品54点の中から選ばれた1作品を表彰する。また、同会場では若手作家支援を目的とした企画展も併せて開催する。
「シェル美術賞アーティスト・セレクション(SAS)2019」は、過去に受賞・入選した作家の継続的な支援を目的として、前年度の審査員により選出された若手作家4人の企画展。
「レジデンス支援プログラム2018」展は、海外滞在や他国の作家との交流により、若手作家がステップアップすることを目的に、フランス・パリのレジデンス施設での制作活動を支援する、レジデンス支援プログラムで製作された作品を展示する。対象者は1人。
「シェル美術賞展2019」の入場料は一般400円、学生、70歳以上の高齢者、障害者手帳などを持参した人と付添者1人まで無料。なお、シェル美術賞公式ウェブサイトで、100円割引券をダウンロードできる。