ダイセルは25日、台湾で自社開発ウエハーレベルレンズを活用した光学製品の設計開発・販売を行う拠点として、ダイセル・マイクロ・オプティクス(DMO)を9月13日に設立したと発表した。
ダイセルは独自開発したウエハーレベルレンズが持つ耐熱性や小型、薄型、微細形状などの特徴をベースに、光学製品(レンズ)事業化を進めており、今後市場成長が見込まれるIoT・センシングの領域で事業拡大を目指している。
台湾は半導体産業に関連したエレクトロニクスデバイスのモノづくりや開発拠点として、広く認知されている。特に近年、各種センシングデバイスやシステム開発に関する、世界のエレクトロニクスメーカーのニーズが集中している。
ダイセルは既存・潜在顧客により近い位置に、設計開発・販売を行うDMOを設置することで、先端ニーズの獲得や、顧客に密着した開発を行い、光学製品事業の拡大と加速を図っていく考え。