ダウはこのほど、米国の人権団体ヒューマン・ライツ・キャンペーン(HRC)財団から、LGBTQ+に平等な企業として「2020 Best Place to Work for LGBTQ+ Equality」に選出されたと発表した。LGBTQ+の従業員への企業方針と取り組みを計る全米規模の指標であるHRCの企業平等指数(CEI)について、ダウは15年連続で満点の評価を取得したことになる。
ダウの最高人事責任者兼最高インクルージョン責任者を務めるカレン・S・カーター氏は「今回いただいた評価はわれわれのゴールではなく、むしろこの評価を得たことによって、まだ平等な扱いを受けていない人々と、この取り組みの仲間に加わるように奨励したいすべての人々が、インクルージョンに関する思いを喚起させるきっかけとなるだろう。また、役員の会議室から店舗、地域社会など、ダウの従業員が働き生活する場において、インクルーシブな労働環境を促進する動機となる」と述べている。
ダウは多くの地域や国で、LGBTQ+の従業員へ、同性のパートナーへも医療・歯科・生命保険、忌引き、転勤、共働き支援、遺族給付に関し同等の福利厚生を認めるなどを含め、最高レベルの方針と取り組みを進めている。
また、LGBTQ+の市民に公正と平等な扱いをもたらす米国の州と連邦政府の公共政策を支持。連邦レベルの包括的な枠組みであり、すべての人に公正と機会を確保する「平等法」の支持を強化した。ダウは、グローバル規模で同様の考えを持つ他の組織とベストプラクティスを共有し、より多様かつ包括的な文化に向かう道をひらいていく。