住友化学 健康・農業関連事業グループ再編、青果事業を強化

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2020年2月19日

 住友化学は18日、100%子会社である住化農業資材と住化アグロソリューションズ(SAS)について、住化農業資材を存続会社とし今年4月1日付で合併すると発表した。

 住化農業資材は開発力が高く、野菜種苗や農業資材などの開発・製造・販売を手掛け、消費者に人気がある種苗を提供している。一方、SASは、主に青果物の商品企画提案・流通・販売を行い、農業生産者が栽培した青果物を消費者に届けている。

 住化農業資材とSASの合併によって、農業生産者や消費者のニーズをより反映させた種苗や資材を開発して提供することが可能となり、青果物加工・販売までの一貫したビジネスモデルを構築し、国内での青果事業の競争力を高めていく。

 住友化学グループは、農業関連製品やサービスを幅広く提供し、安心安全で効率的な農業経営を総合的に支援するトータル・ソリューション・プロバイダー型ビジネスを展開。今後も、日本の農業の持続的な発展と、将来にわたる食料安定供給に貢献していく。