国慶節休暇を前にタイト感、年末に向け上昇傾向
宇部興産は、ナイロン原料であるカプロラクタム(CPL)について、10月(上旬決め)の韓国・台湾大手向け契約価格を前月比90ドル高の1150ドル/tで決着した。
これで2カ月連続での上昇となり、7月の水準を回復している。台湾メーカーが市況低迷を理由に稼働を抑えていることに加え、欧州で定修が重なったこともあり市場にタイト感が出ている。こうした中、中国・国慶節休暇(10月1~8日)を前に、需要家が玉を確保する動きを強めたことで価格が押し上げられる結果となった。スプレッドは、