ダウ日本は5日、プロピレン系グリコールエーテル溶剤について、10月15日出荷分から値上げすると発表した。対象製品と改定幅は、工業用グレードが「40円/kg以上」、電子材料グレードが「50円/kg以上」となっている。
プロピレングリコール類は世界的な需給バランスが引き続き逼迫する一方、原料の酸化プロピレンなど、主原料の価格も継続的に高騰している。
同社は、安定操業と供給維持を図るために、今回の値上げを決定した。なお同社が今年、プロピレングリコール類の値上げを発表するのは、1月、3月、4月に続き四度目となる。