デンカは17日、カーバイドについて7月15日納入分から「4万円/t以上」値上げすると発表した。
同社は、カーバイド事業において、製造および諸経費の削減など、徹底した合理化に努めているが、昨今の原料高騰による製造コスト圧迫は自助努力の限界をはるかに超える状況にある。加えて、電力コストもさらに上昇していることから、電力多消費製品であるカーバイドの製造コストを圧迫している。
同社は、製品の安定供給ならびに事業を維持継続するため、適正な価格体系を確立すべく、今回の値上げを決定した。
2022年6月20日