宇部興産は、ナイロン原料であるカプロラクタム(CPL)について、3月の韓国・台湾大手向け契約価格を1765ドル/tで決着。2月の価格(同1635ドル/t)に比べ3月は130ドルの大幅高となり、2カ月連続での上昇となった。
昨年のCPL価格は11月まで2000ドル/t台を維持するなど好調に推移していたが、中国経済の減速を背景に12月、1月の2カ月間で530ドル暴落した。
しかし、石油輸出国機構(OPEC)の減産効果などにより原油・ナフサ価格が反転したことや、旧正月明けに川下製品の稼働が上がってきたことから、様子見だった需要家の引き合いが戻っている状況だ。
スプレッドは、