三井化学はこのほど、女性活躍推進に優れた企業として、22日に経済産業省と東京証券取引所から、2018年度の「なでしこ銘柄」に選定されたと発表した。
なでしこ銘柄は、「女性活躍推進」に優れた上場企業を、「中長期の企業価値向上」を重視する投資家にとって魅力ある銘柄として紹介することを通じて企業への投資を促進し、各社の取り組みを加速化していくことを狙いとしている。
2018年度は東京証券取引所の全上場企業約3600社から、企業価値向上を実現するためのダイバーシティ経営に必要とされる取り組みと、その開示状況について評価が行われ、業種ごとに42社を選定した。
同社では、社会と同社の持続可能な成長のためには多様性が必須であるとの考えから、ダイバーシティをコアバリューの一つに位置づけている。多様な人材による多様な発想は、持続的成長の基盤となるイノベーションの源泉であり、ダイバーシティの推進は重要な経営戦略の一つと考えている。
これまでも製造現場の交替勤務職場への女性社員配属や、総合職の積極的な採用などにより、その力を事業に生かすべく取り組むとともに、女性社員が活躍できる風土醸成や働きやすい職場環境づくりを進めてきた。
今後もダイバーシティの推進を通じて、社員一人ひとりが自らの強みを最大限発揮し、イノベーションを起こしていくような魅力ある会社を目指して取り組んでいく。