クラレはこのほど、今春、小学1年生となる子どもとその親を対象にアンケートを実施し、「将来就きたい職業」「就かせたい職業」を調査した。
その結果、子どもが将来就きたい職業の1位は、調査開始以来21年連続で男の子は「スポーツ選手」、女の子は「ケーキ屋・パン屋」だった。男の子の「スポーツ選手」では、サッカー選手が圧倒的な人気で、2位の「警察官」も3位以下を引き離し、「スポーツ選手」に迫る勢い。昆虫や恐竜など、今夢中になっているものを研究したいという子どもらしい知的好奇心から、「研究者」が過去最高の5位に入った。
女の子の2位「芸能人・歌手・モデル」の内訳では、76.7%がアイドルと回答した。「アイスクリーム屋」が過去最高の6位に入り、1位「ケーキ屋・パン屋」と合わせ、スイーツへの関心は高まるばかり。12位「スポーツ選手」の内訳では、体操・新体操がスケートやサッカーを抜いて1位になった。
調査は、同社の人工皮革「クラリーノ」製ランドセルの購入者を対象に実施。昨年5月から今年1月のインターネット回答分から、有効回答を抽出した。有効回答は子ども4000人(男女各2000人)、その親4000人だった。子どもの調査は1999年から今年まで通算21回目、親の調査は1992年から今年まで通算28回目となる。