チッソが10日に発表した2018年4―6月期の連結業績は、営業損失となった。売上高が前年同期比5%減の366億円、営業損失は9億円(前年同期は営業利益8000万円)、経常利益は同72%減の3億円、純損失11億円(前年同期は純損失三億円)。
機能材料事業では、液晶ディスプレイ市場でパネル供給過多となり、テレビ用途を中心とした大型パネルの生産調整が行われた影響から、液晶材料の販売が低調だった。
加工品事業の繊維製品では、中国・東南アジア地域の衛生材料市場は
2018年8月20日
2018年8月20日
旭化成と子会社の旭化成エンジニアリングは10日、東芝エネルギーシステムズから、1ユニットサイズでは世界最大となる大型アルカリ水電解システムを、「福島水素エネルギー研究フィールド」向けに受注したと発表した。同システムの最大水電解能力は10MW、最大水素製造量は毎時2000N㎥。
福島水素エネルギー研究フィールドは、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と東芝エネルギーシステムズ、東北電力、岩谷産業が福島県浪江町に建設する、再生可能エネルギーを利用した世界最大級の1万kWの水素製造装置を備えた水素エネルギーシステム。
旭化成は世界有数のシェアを持つ
2018年8月20日
2018年8月3日
昨年度に各利益項目が最高益を更新した信越化学工業は、今年度の第1四半期(4―6月期)も過去最高益を達成しており、通期予想でも2期連続の最高益更新となる見通しだ。
第1四半期はの好業績は、全事業(塩ビ・化成品、シリコーン、機能性化学品、半導体シリコン、電子機能材料、加工・商事・技術サービス)が増収増益となったため、特に塩ビ・化成品事業と半導体シリコン事業における利益の増加が業績を大きくけん引している。
昨年度の営業利益は、塩ビ・化成品事業が前年比75%増の932億円、半導体シリコン事業は同66%増の929億円と大幅な増益となった。第1四半期の営業利益でも、塩ビ・化成品事業は前年同期比49%増、半導体シリコン事業は同52%増となっており、昨年度の勢いを継続している状況だ。
半導体シリコン事業については、半導体業界が
2018年8月3日
BASFはこのほど、バイエルからの事業と資産の買収を完了したと発表した。今回の買収により、BASFは農薬、バイオテクノロジー、デジタル農業分野での活動を戦略的に補完し、種子、非選択性除草剤、殺線虫剤の種子処理分野に参入する。
同社のマーティン・ブルーダーミュラー会長兼CTOは「今回の戦略的な買収を通して得られた資産により、当社の農業向けソリューションのポートフォリオはさらに強化され、イノベーション創出の可能性も高まる。これにより、一層包括的で魅力的なソリューションの提供が可能になる」とコメントしている。
同社はバイエルが売却を検討していた事業と資産買収に合意した。買収金額は76億ユーロで、約4500人の社員がBASFに転籍する。
今回の買収には、バイエルが
2018年8月3日
旭化成ファーマは2日、100%子会社の旭化成ファーマアメリカが「ART‐123」(日本での販売名:「リコモジュリン」)について、「凝固異常を伴う重症敗血症」を対象として実施していた第3相臨床試験(SCARLET試験)の結果(速報)を得たと発表した。
SCARLET試験は「凝固異常を伴う重症敗血症」患者800例を対象として、同剤の有効性と安全性を検証することを目的とした無作為化、二重盲検、プラセボ対照の国際共同第3相臨床試験で、北米、南米、欧州、アジア・オセアニア(日本を除く)などの地域で実施したもの。
同試験の対象は心血管系機能障害もしくは呼吸機能障害を有する敗血症で、凝固異常を伴う患者。同開発で目指す適応症は、凝固異常を伴う重症敗血症であり、同剤の日本国内の適応症である汎発性血管内血液凝固症とは異なる。
同試験で、主要評価項目の
2018年8月2日