《化学企業トップ年頭所感》住友化学 岩田圭一社長

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2023年1月6日

 昨年4月にスタートした中期経営計画では、グリーントランスフォーメーション(GX)の観点からの事業ポートフォリオ改革を最重視している。1年目を振り返ると、事業の「稼ぐ力」の強化、将来を見据えた成長投資、事業の新陳代謝を確実に前進させることができた。

 一方で、

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《化学企業トップ年頭所感》三菱ケミカルグループ ジョンマーク・ギルソン社長

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2023年1月6日

 昨年は、私たちにとって、変革の旅の始まりでもあった。皆さんの中には、今は、まさに嵐の中にいると感じている方もいるだろう。しかし、どのような旅も、

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化学業界合同新年賀詞交歓会 400人が参加し盛況

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2023年1月6日

福田会長、「循環型で持続性あるプラ社会を構築」

 日本化学工業協会や石油化学工業協会など化学関連43団体の共催による化学業界合同新年賀詞交歓会が5日、都内のホテルで3年ぶりに開催され、関係者約400人が出席した。

3年ぶりの開催となった「化学業界合同新年賀詞交歓会」。関係者約400人が出席した=1月5日

 最初に日本化学工業協会の福田信夫会長(三菱ケミカルグループ代表執行役エグゼクティブバイスプレジデント)が挨拶を行った。福田会長は、

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信越化学工業 金川千尋代表取締役会長が死去、96歳

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2023年1月6日

 信越化学工業は5日、金川千尋代表取締役会長が1月1日に肺炎のため死去したと発表した。96歳だった。葬儀は近親者のみにて既に執り行われた。後日、偲ぶ会の開催を予定している。

 金川会長は、1947年に旧制第六高等学校を卒業、1950年に東京大学法学部を卒業し極東物産(現・三井物産)に入社。1962年に信越化学に入社し、海外事業本部(現・国際事業本部)にて欧州、中米、南米での海外事業を次々と開拓した後、1973年には自らの企画立案によりシンテック社(米国テキサス州)を米国企業との合弁で設立。3年後に信越化学の100%子会社とし、1978年に取締役社長に就任した。「塩ビは社会と環境に貢献する優れた樹脂で、需要は伸び続ける」という信念のもと、塩ビの生産工場の大型の新増設を繰り返し実施し、フル生産フル販売を継続することで、シンテックを世界一の塩ビメーカーに育て上げた。

 信越化学では海外事業本部長、専務取締役、塩ビ事業本部長、代表取締役副社長などを歴任し、1990年に代表取締役社長に就任した。日本のバブル経済が崩壊した厳しい経営環境の中、シンテック社の経営で実践してきた合理的な経営を信越化学に導入し、不況に強い企業体質を築いた。同時に、フォトレジストなどの 新規事業の育成にも取り組んだ。ITバブルの崩壊をはじめとした厳しい外部環境を乗り越え、1994年3月期から15期連続の増益を達成し、信越化学の収益を大幅に拡大させた。

 2010年に代表取締役会長に就任した後も、信越化学グループの成長に貢献してきた。また並行して、1998年に「塩ビ工業・環境協会」の初代会長として塩ビに対する正しい理解の普及と産業の発展に努め、2001年からは「FEC(民間外交推進協会)」の会長として世界の平和に向けた民間での各国との交流と相互理解を深める努力を積み重ねてきた。

 斉藤恭彦社長は「金川会長は、社長を務めておられた期間に、信越化学を世界的な化学会社に 成長・発展させました。その間、その経営手法『金川経営』を社内に浸透させることにも心を砕かれました。私自身、幸運にも、長きに亘り会長のもとで様々な仕事をさせてもらいました。その中で得た経験と考え方は、私の仕事の背骨になっています。会長の経営なくして、今日の信越化学はあり得ません。会長の築かれた礎の上に当社をさらに発展させていく所存です。金川会長の多大な貢献と功績に心から感謝し、ここに謹んでご冥福をお祈りいたします」と述べている。

日化協 次世代人材育成に向けた大学院への支援を決定

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2022年12月28日

 日本化学工業協会はこのほど、「化学人材育成プログラム」の第13回支援専攻選定審査を行い、2023年度から支援対象となる6専攻を決定したと発表した。

 選定されたのは、大阪大学大学院理学研究科化学専攻、鹿児島大学大学院理工学研究科総合理工学専攻、九州大学大学院工学府応用化学専攻、筑波大学大学院数理物質科学研究群化学学位プログラム、東京工業大学物質理工学院応用化学系、東京大学大学院工学系研究科化学生命工学専攻で、支援期間は6年となる。

 国際競争が激化する中、

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VEC 塩素循環検討会を発足、廃PVCから塩素回収

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2022年12月28日

 塩ビ工業・環境協会(VEC)はこのほど、同協会を事務局とした産学連携による塩素循環検討会を発足した。

 東北大学大学院・環境科学研究科の吉岡敏明教授を委員長に、塩ビメーカーや商社をメンバーとする検討会を11月14日に立ち上げ、同日に第1回会合を開催した。12月21日のVEC定例記者会見で明らかにした。

塩素のマテリアルフローからみる新たな塩素循環(資料提供:吉岡敏明教授・東北大学)

 循環型経済の側面から、

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ちとせグループ サウジとバイオ製品生産などで合意

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2022年12月28日

 バイオエコノミーを主導する、ちとせグループはこのほど、サウジアラビア投資省(MISA)との間で、同国の産業発展のための協力に対する合意を交わしたと発表した。

(写真左から)アブドルアジズ サウジアラビアエネルギー大臣、藤田朋宏ちとせグループCEO、ファーレフ サウジアラビア投資大臣、西村康稔経済産業大臣

 今回の合意に沿い、ちとせは

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