SEMIジャパンは25日、初のオンライン開催となる「SEMICON JAPAN Virtual」について、事前説明会を開催した。

浜島雅彦代表は「コロナ禍によって思いもかけない状況だが、オンラインの力を大いに発揮し、初のバーチャルとなるSEMICON Japanを成功させたい」と抱負を述べた。そして、「半導体は、
2020年11月26日
2020年11月25日
三菱ガス化学はこのほど、共同出資会社「アールプラスジャパン」に資本参加し、使用済みプラスチックの再資源化事業に取り組むと発表した。
同社では、事業活動を通じて持続可能な社会を実現・発展させていく目的の下、発電時のCO2発生が少ない地熱発電や、燃焼時のNOxを抑え、SOx・PMの発生がないクリーン燃料であるDME(ジメチルエーテル)の製造・燃料実用化などに取り組んできた。共同出資事業への参画により、使用済みプラスチックの再資源化を推進し、バリューチェーンの一員として持続可能な社会の実現に向けて貢献していく。
同社が参画するアールプラスジャパンは、東洋紡など12社によって今年6月に設立され事業を開始。米国のバイオ化学ベンチャー企業であるアネロテック社とともに、環境負荷の少ない効率的な使用済みプラスチックの再資源化技術開発を進めている。世界で共通となっているプラスチック課題解決に貢献するため、回収プラスチックの選別処理、モノマー製造、ポリマー製造、包装容器製造、商社、飲料・食品メーカーなど業界を超えた連携により、2027年の実用化を目指していく。
ペットボトル以外のプラスチックは、現在国内では多くが燃焼されていると言われている。今回の技術は、ペットボトルを含むその他一般のプラスチックを、直接原料(ベンゼン・トルエン・キシレン・エチレン・プロピレンなど)に戻すケミカルリサイクル(CR)技術。従来の油化工程を経由するCRに比べて少ない工程で処理でき、CO2排出量やエネルギー必要量の抑制につながることが期待される。この技術が確立できれば、より多くの使用済みプラスチックを効率的に再生利用することができる見通しだ。
2020年11月25日
環境の総合展示会「エコプロ」が、25~28日の4日間、「持続可能な社会の実現に向けて」をテーマに、今年はオンラインで開催される。化学メーカー各社や工業会なども出展を予定する。
三井化学は、同展示会でクリーン・オーシャン・マテリアル・アライアンス(CLOMA)が企画する「海洋プラスチックごみ対策パビリオン」にCLOMA会員として参加。食品包材のマテリアルリサイクル「RePLAYER」の取り組みとモノマテリアル技術を紹介する。
クラレも同じくCLOMA会員として、環境対応型包装材料のガスバリア材「プランティック」の開発品と、PVAゲル「クラゲール」を活用した排水処理システムを展開する。
個社での出展となる帝人フロンティアは、脱化石原料による省資源社会実現を目指す素材として、今年発売25周年を迎えたリサイクルポリエステル「ECOPET」や、植物由来ポリエステル「PLANTPET」、植物由来PTT繊維「SOLOTEX」といった原料にこだわった製品などを展示する。
化学関連メーカーでは、ほかにもカネカ、デンカ、日本ゼオン、萩原工業など、工業会関連では、塩ビ工業・環境協会、日本容器包装リサイクル協会などが出展する。
「エコプロ Online 2020」へは、公式サイト(https://eco-pro.com/2020/)からアクセス。入場料は無料(事前登録制)。なお、会期後も来月25日までアーカイブが公開される。
2020年11月25日
JNCは24日、有機EL材料事業を新子会社に移管した後、韓国SKマテリアルズ(SKM)との合弁会社に移行すると発表した。JNCは、技術優位性をもつ青色ドーパントおよびその周辺材料の開発を進めており、急成長を続ける有機ELディスプレイ市場の要求に応えるため、SKMとの融合によって意思決定と材料開発のスピードアップを図ることで有機EL材料の事業拡大を目指す。
今回のスキームとして、JNCは、保有する有機EL材料事業(製造機能を除く)を新会社「SK JNC JAPAN」(SJJ)に移管するとともに、JNCグループが所有する設備をリースする。その後、韓国パネルメーカーへの対応を強化していくため、SKMの新会社「SK JNC」の傘下に入る。JNCは、SJJの全株式およびJNCが保有する同事業に関する特許、商権をSK JNCに譲渡し、その対価として、SK JNCの株式49%を取得する。これにより、SK JNCは合弁会社(JNC49%、SKM51%)となる予定だ。
JNCとSKMは今後、ディスプレイ市場での両社のそれぞれの強みを生かし、事業価値の拡大および市場変化に対する適応力、顧客対応力の向上を図っていく考えだ。
2020年11月24日
2020年11月24日
2020年11月24日
太陽石油はこのほど、南海放送主催の海岸清掃ボランティア「GO-MIX!」に協賛し、一般ボランティア約129人による清掃活動を実施したと発表した。この企画では、愛媛県内の海岸での清掃活動を2時間のラジオ特別番組と連動させ、生放送するもの。今年5月に開催を予定していたが、コロナ影響で約1年ぶりの開催となった。
今回は、かつて一世を風靡したドラマ「東京ラブストリー」のロケが行われたことでも有名な、伊予鉄道梅津寺駅の目の前に広がる松山市梅津寺海岸で清掃活動を実施。会場では今回も、この活動の顔でもある愛媛県出身タレント・やのひろみ氏が参加し、現地リポートや、参加者へのインタビューなどで会場と番組を大いに盛り上げた。
また、今回ゲストとして参加した海岸への漂着ごみの回収活動などを行うE.Cオーシャンズの岩田功次代表理事から、瀬戸内海の海ごみ事情やマイクロプラスチックの拾い方やコツを教わり、海岸清掃活動や生態系保護の大切さについて勉強するなど、参加者はもちろん、ラジオを通してリスナーにも同活動の意義を伝えることができた。
同社は、四国事業所が所在する地元愛媛県での環境保全に向けた取り組みを支援するため、こうした活動を継続して実施していく。
2020年11月24日
出光興産はこのほど、「シェル美術賞2020」のグランプリに今西真也氏の「Story‐Where are we going ?」を選出した。また、グランプリを含む8点の受賞作品と46点の入選作品を決定している。
次世代を担う若手作家を対象とする「シェル美術賞」は、1956年の創設から64年目(49回目)を迎えた。今年は597人の作家から昨年を超える846点の作品応募があり、木村絵理子氏(横浜美術館主任学芸員)、角奈緒子氏(広島市現代美術館学芸員)、中井康之氏(国立国際美術館研究員)、鷲田めるろ氏(画家、十和田市現代美術館館長)、大庭大介氏(シェル美術賞2003入選)の5人が審査員を務めた。
受賞作品8点に入選作品46点を加えた計54点を、来月9日より国立新美術館で開催する「シェル美術賞展2020」にて展示し、会期中に表彰式を行う予定。
2020年11月24日
2020年11月24日
三菱ケミカルホールディングスはこのほど、北米最大のインキュベーターであるグリーンタウン・ラボ(GL)と共同で、アクセラレータープログラム「KAITEKIチャレンジ」を立ち上げたと発表した。GLは、気候変動に関するソリューション(Climate Tech)に取り組むスタートアップを支援している。
両者は、このプログラムを通じ、代替タンパク質、プラスチックリサイクル、および食品ロスの削減など、日常生活の持続可能な消費を可能とする技術やビジネスモデルをもつスタートアップをグローバルに募集し、選定したスタートアップを支援する。同時に、三菱ケミカルHDグループ企業との協業推進、ライセンス契約、投資を含め、事業化に向けたパートナーシップを深めていく。
地球温暖化をはじめとする環境問題や社会問題が叫ばれる中、両者は三菱ケミHDの経営理念「KAITEKI」と呼応する今回のプログラムにより、サーキュラーエコノミーに関するイノベーションを加速させ、環境・社会課題の解決に積極的に取り組んでいく。
なお、プログラムの正式名称は「The KAITEKI Challenge‐Reimagining Proteins,Plastics,and Packaging」で、募集期間は来年2月10日(米国東部時間)まで。