日本触媒 ベルギーでアクリル酸設備などの完工式を開催

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2018年10月5日

 日本触媒は4日、ベルギー子会社の日本触媒ヨーロッパ(NSE)が、2日に同国アントワープ州にあるNSE敷地内で、新増設備の完工式を行ったと発表した。

 式には林肇在ベルギー特命全権大使をはじめ、ベルギーのピーター・ドゥ・クレム国務長官ら、関係者約100人が出席した。

 新増設された設備は高吸水性樹脂(SAP)製造設備の増設(10万t/年)と、その主原料となるアクリル酸(AA)製造設備の新設(10万t/年)で、今回の設備投資額は約3億5000万ユーロ。SAPの生産能力は既存能力6万t/年と合わせて計16万t/年となった。

 完工式に列席した日本触媒の五嶋祐治朗社長は「従来NSEではSAPのみを生産していたが、今回新たにAAプラントを建設したことにより、AA・SAPの垂直統合の強みを最大限発揮できるようになった」と述べた。

 同社グループのコア事業の1つであるSAPは、紙おむつの原料としてグローバルで需要が堅調に伸びており、欧州でも中欧・東欧圏を中心に堅調な伸びが見込まれている。その需要に適切に対応していくため、今回、SAP生産設備を増強することで欧州市場での供給体制を拡充した。

 また、SAPの主原料AAの生産設備を新設したことで、欧州での原料からの一貫生産体制が整った。これにより、SAPのグローバルな安定供給体制をさらに強化する。

 なお、今回の新増設により同社グループが保有するAAとSAPの生産能力(2018年末の見込み)は、AAが88万t/年、SAPが71万t/年となる。同社は、今後もSAPトップサプライヤーとしての地位をより強固にしていく考えだ。

石化協 約220人が参加し第36回保安推進会議を開催

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2018年10月5日

 石油化学工業協会は4日、都内で第36回保安推進会議を開催し、関係者約220人が参加した。石化協の綱島宏保安・衛生委員長(三井化学常務執行役員)は開会あいさつで「行政から

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テクノUMG 人事(10月1日)

2018年10月5日

 [テクノUMG・人事](10月1日)▽執行役員経営統括本部長浅川弘▽同役員営業統括本部長岡村健二▽同役員調達物流統括本部長関根公一▽解兼四日市研究所長、執行役員研究開発統括本部長柏木浩樹▽同開発グループマネージャー、同本部宇部研究所長藤井秀幸▽同本部四日市研究所長兼技術グループマネージャー丸民浩二▽生産統括本部宇部工場副工場長、環境安全室長山口聡一郎▽同本部総合設備保全部長兼宇部工場宇部設備保全部長上田耕一郎▽生産技術統括本部宇部・大竹生産技術部副部長、宇部生産技術グループマネージャー古田俊昭。

昭和電工 人事(10月16日)

2018年10月5日

 [昭和電工・人事](10月16日)▽退任(台湾昭和電工電子股份有限公司総経理)昭和電工セラミックス富山工場総務グループリーダー岡田一晴▽台湾昭和電工電子股份有限公司総経理林昌諺。

日化協 7月の「日化協インデックス」をHPで公開

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2018年10月4日

 日本化学工業協会は化学産業全体を示す新たな指標となる「日化協インデックス」の公開を、3日から同協会の専用ウェブサイト(https://www.nikkakyo.org/basic/page/nikkakyo_index)で開始した。

 今回公表されたのは7月の指数で①「主要化学製品出荷指数」②「需要産業生産指数」③「企業業績指数」の3つの指数と、参考資料の「主要化学製品分野別出荷指数」。今までになかった化学産業全体を指し示すデータとして、化学製品の動向、顧客産業の状況、化学企業の業績の見地から、日化協が独自に関連公表データを集約して作成している。

 各月の指数は、季節変動などを考慮した3カ月の平均値(7月の数値は、5~7月の平均値を表したもの)で、2010年の平均値(全体を12で割ったもの)=「100」を基準に示されている。

 公開された指数を見ると、プラスチック、可塑剤、合繊原料、合成ゴムなど主要化学製品9分野33品目の動向を示す①では、7月は前月比0.3ポイント減の95.2となった。需要産業の季節変動を受けて出荷は2カ月連続のマイナスとなったが、振れを伴いながらも引き続き堅調に推移した。

 分野別では、合成染料、可塑剤、無機、塗料が前月から上昇し、化学肥料、合繊原料、界面活性剤のEO(エチレンオキサイド)、プラスチックが前月から低下した。一方、顧客産業の状況を示す②では、7月は同0.7ポイント増の99.5となり、4カ月ぶりにプラスに転じた。回復基調にはあるものの、わずかに前年を下回り頭打ちが感じられる。

 産業別では全分野で前月を上回り、特に電気、プラスチック、自動車、合成ゴムが好調を継続している。

 また、日化協会員企業30社の連結売上で見る化学企業の業績③によると、2Q(4-6月期)は汎用化学、特殊化学ともに1Q(1-3月期)を下回ったものの、指数は120近辺で推移。業績は国内外の堅調な市況に支えられ、頭打ち感はあるが好調を維持している。

 汎用化学は引き続き利益をけん引、原料高を売り値に転化しつつ、高稼働率も寄与して高収益を維持。1Qに大きく落ち込んだ特殊化学も、ほぼ前年並みに持ち直した。

 なお、「日化協インデックス」を閲覧するには、前出の専用ウェブサイトのURLを直接入力するか、日化協ホームページの上部にあるメニューバーから「日本の化学工業」→「その他経済指標」→「日化協インデックス」の順に選択すれは専用サイトにアクセスできる。

三井化学 3製品でグッドデザイン賞を初受賞

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2018年10月4日

 三井化学は3日、日本デザイン振興会が主催する「2018年度グッドデザイン賞」を、同社の3製品が受賞したと発表した。同社がグッドデザイン賞を受賞するのは初めて。

NAGORI樹脂製のビアタンブラー
NAGORI樹脂製のビアタンブラー

 受賞したのは、海のミネラルから生まれたイノベーティブ・プラスチック「NAGORI樹脂」、次世代アイウエア「TouchFocus」、体験型デジタルショーケース「Touch The TouchFocus」の3製品。このうちNAGORI樹脂とTouchFocusの2点は、今年度のグッドデザイン賞の中でも特に優れた100件のみが選ばれる「グッドデザイン・ベスト100」にも選出された。

 製品の独自性、提案性、審美性、完成度などを基準に、今年度のグッドデザイン賞は、全1353件が受賞した。なかでも「ベスト100」に選ばれるのは、今日のデザイン水準を高めるに相応しく、これからのモデルとなるデザインとして位置づけられるもの。同社2製品のデザインが高く評価された。なお、受賞した同社製品は、東京・大阪・神戸で展示される。

 ▼「私の選んだ1品2018-2018年度グッドデザイン賞審査委員セレクション」、日時:10月3日~11月4日、午前11時~午後7時、会場:GOOD DESIGN Marunouchi(東京都千代田区)、同社展示品:NAGORI樹脂とTouchFocus。

 ▼「『Living&Design』住まいと暮らしのリノベーション TOTAL INTERIOR」、日時:10月10~12日、午前10時~午後6時(最終日は午後5時まで)、会場:大阪・南港ATCホール、展示品:NAGORI樹脂。

 ▼「GOOD DESIGN EXHIBITION 2018-2018年度グッドデザイン賞受賞展」、日時:10月31日~11月4日、午前11時~午後7時、会場:東京ミッドタウン(東京都港区)、展示品:受賞3製品。

 ▼「GOOD DESIGN AWARD 神戸展」、日時:11月23日~12月24日、会場:神戸ファッション美術館(兵庫県神戸市東灘区)、展示品:NAGORI樹脂とTouchFocus。

クラレ 企業広告キャンペーンCMの第2弾を放映

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2018年10月4日

 クラレは企業広告キャンペーンの一環として、新テレビCMを10月1日からオンエアした。今年スタートした「クラレの真ん中(ハート)を知る時が来た」をメインコピーとする、企業広告の第2弾。引き続き、米国人女優のシャーロット・ケイト・フォックスさんが同社の社員役を演じる。

 CMでは、クラレという会社の真ん中、つまり社員1人1人の心(ハート)の中にある「自分たちが生み出した素材のチカラで地球、人間、社会に貢献したい」という熱い思いを、シャーロットさんが他の社員と触れ合う過程で見つけていく。

 今回は「食品ロス」編。会社帰りにクラレ社員のシャーロットさんと松本麻衣さんが焼肉店で食事をする。松本さんは、「食品ロスを素材のチカラでなくしたい」という仕事にかける熱い思いをシャーロットさんに打ち明ける。それが松本さんの「真ん中」だと気づいたシャーロットさんは「クラレハート」を手に、「それが麻衣の真ん中なのね」と笑顔で応える。

 このキャンペーンでは、クラレグループが事業を通じて環境・社会問題の解決に貢献していることを理解してもらうとともに、グループ全体が、そんな熱い思いを持った「人」の集まりであると知ってもらえることを願っている。

 第1弾では、クラレ社員になったシャーロットさんが、自分が入社した会社がいちばん大切にしているものを知るために、岡山県倉敷市にある同社の「くらしき研究センター」を訪れるという内容だった。

宇部興産 組織改正(10月1日)

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2018年10月4日

 [宇部興産/組織改正](10月1日)【化学カンパニー】▽化学生産本部①宇部ケミカル工場▽「化成品製造部」の「工薬製造グループ」を「ファイン・工薬グループ」に改称する▽「化成品製造部」 の「ラクタム・工薬生産技術グループ」を「ケミカル生産技術グループ」に改称する▽「機能品・ファイン製造部」を「機能品製造部」に改称する▽「機能品・ファイン製造部」の「ファイン・高純度製造グループ」を「高純度製造グループ」に改称する▽「機能品・ファイン製造部」の「ファイン・高純度生産技術グループ」を「高純度生産技術グループ」に改称する②千葉石油化学工場 ▽「品質管理グループ」を新設する【エネルギー・環境事業部】①「企画管理部」の「西沖石炭火力推進プロジェクト」を廃止し、「技術・環境安全部」に「コールセンター事業再編プロジェクト」を新設する②「技術・環境安全部」のバイオマスグループを廃止し、「再生エネルギー事業推進プロジェクト」を新設する。