昭和電工は9日、2019年1-3月期の連結業績を発表した。売上高は前年同期比9%増の2347億円、営業利益32%増の454億円、経常利益35%増の442億円、純利益34%増の331億円。
決算会見において竹内元治取締役CFOは、「第1四半期として過去最高を更新した」と総括した。
1-3月期業績を部門別で見ると、石油化学セグメントは
2019年5月10日
2019年5月10日
ポリプラスチックスは9日、高強度・高クリープ・良摺動性を兼ね備え、従来の摺動グレードよりもさらに軽量化・省スペース化が可能となるポリアセタール(POM)「ジュラコン」の新グレード「WW-09」を開発したと発表した。
自動車の電動化が進むに伴い、静音化の要求がより一層高まる中で、POMの摺動グレードが必要とされる部品が増えている。一方で、燃費性能の向上も重要なキーワードであり、各部品の軽量化や省スペース化が求められている。
このような市場の要求に応え、摺動グレードに静音性といった摺動特性だけではなく、薄肉化による軽量化・省スペース化に貢献できるよう耐久性を持たせた「WW‐09」を開発した。
「WW-09」は摺動性・強度・クリープ特性を同時に満足させることができる新グレード。破壊が懸念される高荷重下での使用や、十分な肉厚が取れない場合などに加え、摺動特性も併せて要求される部品への採用が期待される。また、標準グレード並みの機械的性質があり、従来の摺動グレードよりも軽量化・省スペース化が可能となっている。
2019年5月10日
昭和電工は9日、カーボン事業部の欧州生産拠点で、設備改善工事を実施することを決定したと発表した。設備改善工事にかかる投資額は約50億円。
同社の黒鉛電極事業は、日本・欧州・米国・アジアに合計7つの生産拠点をもち、高品質UHP市場でグローバルトップのシェアをもっている。
今年スタートした中期経営計画「The TOP 2021」で、「高める」事業ポートフォリオに位置付けられ、BIS40(統合の相乗効果)と、各生産拠点で安定供給と供給コストの最適化を今年の施策としている。
BIS40実現のために重要な「同一品質でのグローバル供給体制の確立」のための品質向上と安定生産を目的とし、今回、連結子会社である昭和電工カーボンホールディング(本社ドイツ)のドイツ・スペイン・オーストリアの3拠点で、設備改善工事を実施することにした。
なお、今回の改善投資工事と品質向上活動は、今年から来年までの予定で実施され、供給で同社黒鉛電極事業全体の生産能力に対し、5%程度の影響が予想される。
同社の黒鉛電極事業は、引き続き顧客にとっての「Value in Use №1」を達成し、競争力と収益性の高い事業を実現するための施策を実行していく。
2019年5月9日
2019年5月9日
2019年5月9日
2019年5月9日
2019年5月9日
SEMIジャパンはこのほど、産業技術総合研究所(産総研)が今年4月1日に設立したフレキシブルIoTコンソーシアムに参加したと発表した。
同コンソーシアムは、フレキシブルハイブリッドエレクトロニクス(FHE)技術と、高度情報処理技術との融合を図り、サービスビジネスの開拓、開発促進を支援することを目的としている。SEMIは、同コンソーシアムの運営委員として参加し、エレクトロニクスの成長分野として期待されるFHE技術の進展をSEMI会員と共に加速する。
同コンソーシアムの活動は、①研究会・シンポジウム・情報交換などの開催②内外技術動向・市場動向調査、技術セールス③デバイス/システム技術マッチング支援、サービス事業推進支援④推進戦略企画・策定(プロジェクト企画、ファンディングなど)、各種連携サポート⑤FHE関連の製造・評価・解析施設の活用、国家プロジェクト開発技術の活用⑥材料プロセス機能評価、実機試作、社会実装検証などによる技術の市場適合性検証、が計画されている。
また技術支援のインフラとして、産総研の柏センターに設置された印刷などのFHE関連プロセス装置や各種評価・解析装置を設置し、コンソーシアム会員に提供する。
SEMIは同コンソーシアムに、SEMIのグローバルな会員と活動のプラットホームを提供するとともに、参画を通じて、SEMI会員のFHE技術分野への参入や技術・ビジネスの発展を支援する。
2019年5月9日
ドイツの特殊化学品メーカーのランクセスはこのほど、乗用車用高性能エンジンオイル向け有機潤滑油添加剤の新製品の販売を開始すると発表した。
新製品「アディティンRC3502」は、特に摩擦を低減すると同時に、性能の持続性と耐摩耗性を発揮するように開発された。非腐食性で、全ての合成系・鉱油系ミネラルエンジンオイルと親和性があり、加えて「SAPS(硫酸灰分・リン・硫黄)フリー」の特性を持つ。
さらに、表面活性タイプの耐摩耗性添加剤、清浄剤、モリブデンジチオカーバメート(MoDTC)が効果を発揮する摩擦面で、添加剤間の反応を促進するというメリットもある。
このような優れた摩擦低減性と耐久性は、さらなる省燃費性能が求められる新規格「ILSAC GF‐5+」や「同GF‐6」で要求されるエンジンダイナモテストの省燃費性能に寄与する。
同社のアディティブス(ADD)ビジネスユニットは、さまざまな用途や要求性能に対応する幅広い潤滑油製品のポートフォリオを提供している。潤滑油基油・潤滑油添加剤・添加剤パッケージ・潤滑油最終製品などの製品群は、厳格化する排ガス規制や省燃費の法定基準に対応できるように顧客をサポートする。近年、特に燃費改善に重点的に取り組んでいる自動車業界で、効果的なエンジン潤滑油は省燃費に重要な役割を果たす。
同社の新しい摩擦調整剤は、このトレンドに応えることができる。
2019年5月9日
セキスイハイム信越は、4月27日に体感型ショールーム「セキスイハイムミュージアム松本」(長野県松本市)をオープンした。
自然災害による被害が多発し、災害時の安心に対するニーズが高まっている昨今、「未来も安心して暮らせる家」について、セキスイハイムの住宅性能とともに紹介・提案する。
同ミュージアムは、VR(仮想現実)や、プロジェクションマッピングを使ったスマートハウスの説明など、最新技術を採用した体感型ショール―ム。①家づくりの基本を「学ぶ」②セキスイハイムの家づくりを「学ぶ」③未来の家づくりを「学ぶ」の3つのエリアで構成。
住宅建築を検討しているユーザーに、まず家づくりに関する一般的な知識を学んでもらい、その中でセキスイハイムの特長を理解してもらいながら、顧客満足度の向上を目指す。
なお、体験型ショールームの開館時間は10時~18時(定休日:水曜日・木曜日)、入館に関しては、原則として完全予約制となっている。