クレハの4-6月期 営業利益は36%増の44億円

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2019年8月9日

 クレハは8日、2019年4-6月期の連結業績(IFRS)を発表した。売上収益は前年同期比7%減の320億円、営業利益は36%増の44億円、親会社の所有者に帰属する四半期利益は46%増の36億円と減収増益となった。

 セグメント別では、機能製品事業は減収増益。機能樹脂分野は、LIBバインダー向けPVDFとPPS樹脂の売上が増加したものの、シェールオイル・ガス掘削用途向けPGAの他社製フラックプラグ用半製品の売上が減収となり、合わせて減収。PGAの自社製フラックプラグの増加とPPS持分法利益の増加で増益となった。炭素製品分野は、高温炉用断熱材向け炭素繊維の売上が微減となったものの、経費減少で増益となった。

 化学製品事業は減収減益。医薬・農薬分野は、農業・園芸用殺菌剤と慢性腎不全用剤「クレメジン」の売上が減少し、減収減益。

 工業薬品分野は、有機薬品の売上が減少し減収減益だった。樹脂製品事業は減収減益。

 コンシューマー・グッズ分野では、家庭用ラップ「NEWクレラップ」、釣糸「シーガー」の売上が増加するも、経費の増加により増収減益。業務用包材分野は熱収縮多層フィルムなどの売上が減少し減収減益だった。

 建設関連事業は減収・営業損失。その他関連事業は増収増益となった。

 通期の業績予想については、上期と下期の数値を変更したものの、トータルの予想値は据え置いている。

東海カーボンの1-6月期 増収で営業利益が42%増

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2019年8月9日

 東海カーボンの2019年12月期第2四半期連結決算は、売上高が前年同期比52%増の1392億円、営業利益は同42%増の404億円、経常利益は同39%増の406億円、四半期純利益は同41%減の261億円となった。

 8日に開催した決算説明会で、佐藤昭彦財務経理部長は「売上高は主要セグメントの売価改善、営業利益についてはM&A案件の連結利益貢献」を増収営業増益の主な要因として挙げた。また、純利益の減益は「前年同期に

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クラレの1―6月期 営業利益は23%減の279億円

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2019年8月9日

 クラレは8日、2019年1-6月期の連結業績を発表した。売上高は前年同期比5%減の2874億円、営業利益23%減の279億円、経常利益29%減の247億円、純利益41%減の133億円となった。伊藤正明社長は「世界的な景気減速の影響を受け、多くの事業で販売が減少した。前年同期比で大幅な減収減益となった」と総括した。

 セグメント別で見ると、ビニルアセテートは売上高2%減の1347億円、営業利益20%減の231億円。ポバール樹脂は販売量が減少した。光学用ポバールフィルムは、大型ディスプレイ向けは堅調だったが、生産トラブルや偏光板在庫調整の影響を受けた。

 EVOH樹脂「エバール」はガソリンタンク用途で

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チッソ 改善が困難な金バンプ加工などの電子部品事業から撤退

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2019年8月9日

 チッソは8日、同社グループのJNCの取締役会において、加工品事業セグメントに含まれる電子部品事業から撤退することを決議したと発表した。これに伴い、2019年度第1四半期に特別損益を計上している。

 同社グループは、1989年以来、30年近くにわたり同事業を展開してきたが、主な需要先であるフラットパネルディスプレイ市場の変遷により、事業を取り巻く環境が年々悪化。今回、改めて事業継続に関し検討を行ったところ、将来的にも収益の確保、業績の改善が困難であるとの判断に至った。

 今後については、顧客との生産スケジュールを調整のうえ、2020年3月末に製品出荷完了を目途に、撤退することを予定している。

三菱ケミカル Jリーグ記念試合に生分解性プラ製品提供

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2019年8月9日

 三菱ケミカルは8日、生分解性プラスチック「BioPBS」を用いた紙コップとストローを、Jリーグの記念試合で無償提供すると発表した。

 同社が開発した「BioPBS」は、植物由来の生分解性プラで、自然界の微生物により水と二酸化炭素に分解されるため、自然環境への負荷が少ない特徴がある。

 対象試合は、10日午後4時キックオフの福島ユナイテッドFCのJヴィレッジ再開記念試合(場所:Jヴィレッジスタジアム)。

 同チームが行う「スポーツ×SDGs」の取り組みに賛同し今回、同社は生分解プラ製品の無性提供を通じ、同チームと共にSDGsの実現を目指す。

積水化学 インドに4拠点目の射出成型品工場を新設

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2019年8月9日

 積水化学工業は8日、インド北西部のグジャラート州マンダルに、「セキスイDLJMモールディング」の第4工場を新設すると発表した。同社は車輌内外装向け射出成型品の生産・販売を行う合弁会社。第4工場の新設に要する投資額は約9億円、稼働は来年4月を予定している。

 積水化学の高機能プラスチックスカンパニーは、戦略分野の1つである車輌・輸送分野で、射出成型事業を主要事業の1つと位置づけている。同事業の新興国市場でのビジネスの拡大を目指し、インドで2011年8月、現地企業「Dipty Lal Judge Mal」との合弁で、セキスイDLJMモールディングを設立し、事業を開始した。

 その後、インドでモータリゼーションの拡大を背景に事業規模を拡大してきたが、今後見込まれるさらなる需要増に対応するため、インド北西部で初となる工場を新設することにした。

 これにより、インドでの生産能力を約20%増強し、事業拡大を図る。セキスイDLJMモールディングは、第4工場の稼働効果などで、2022年度に売上高90億円を目指す。

 なお、積水化学グループの事業主体は、積水化学の100%子会社である積水テクノ成型が担当する。

 

三井化学 米VCとパートナー契約、新ビジネス創出加速

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2019年8月9日

 三井化学は8日、革新的な技術やアイデアをもつスタートアップ企業の成長支援を行うPlug and Play社(米国シリコンバレー)と、素材分野でのパートナーシップ契約を締結したと発表した。スタートアップ企業の早期事業化と成長を支援していくと同時に、同社の既存事業の強化と新規ビジネス創出の加速を図る。

 Plug and Play社は、革新的な技術やアイデアをもつスタートアップを、大手企業とともに支援していく世界トップレベルのグローバル・ベンチャーキャピタル/アクセラレーター。2006年の創業以来、支援先企業は2000社を上回り、資金調達総額は70億ドルを超える。企業の評価額が10億ドル以上で、非上場のベンチャー企業、いわゆるユニコーン企業を数多く輩出している。

 一方、三井化学は、長期経営計画の基本戦略の1つとして「イノベーションの追求」を掲げ、研究開発や新事業開発を行う上で、「顧客起点イノベーションの推進」と「ソリューション提案力の強化」を基本方針として取り組んでいる。

 今回のPlug and Play社とのパートナーシップ契約を通じ、国内外のスタートアップ企業への接点を増やすことで、スタートアップ企業と自社の技術や製品・サービスの掛け合わせを進展させていく考えだ。

 三井化学は、Plug and Play社のネットワークを最大限に活用しながら、スピード感あるイノベーションを追求し、今後も、既存の事業活動強化や新事業開発を通じた社会課題の解決を目指す。

協和キリン 人事(9月1日)

2019年8月7日

[協和キリン・人事](9月1日)▽信頼性保証本部ファーマコビジランス部長森佳子▽信頼性保証本部信頼性企画推進部長兼PV 推進部長池田真。