帝人の3月期 PCの市況低迷などで減収減益も

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2020年5月11日

アラミド繊維、国内ヘルスケア事業が収益に貢献

 帝人は8日、2019年度(2020年3月期)連結業績のオンライン説明会を開催した。売上高は前年度比4%減の8537億円、営業利益6%減の562億円、経常利益10%減の543億円、純利益44%減の253億円。

決算説明を行う園部専務
決算説明を行う園部専務

 園部芳久代表取締役専務執行役員CFOは19年度の実績について、「アラミド繊維や国内ヘルスケア事業、IT事業が好調を維持し収益獲得に貢献した」ものの、一方で「主力医薬品の欧米後発品発売やポリカーボネート(PC)樹脂の市況低迷が下方影響を与えた」と総括した。また新型コロナウイルス感染症の影響については、

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日鉄ケミカル&マテリアルの3月期 事業利益26%減

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2020年5月11日

 日鉄ケミカル&マテリアルは8日、2020年3月期の連結業績(IFRS)を発表した。売上高は前年度比13%減の2157億円、事業利益は26%減の184億円と減収減益となった。ROS(売上高利益率)は、8.5%と前年度から1.6ポイント低下している。

 セグメント別で見ると、コールケミカル事業は売上高9%減の490億円。上期まで堅調に推移してきた黒鉛電極向けニードルコークスの需要は下期に陰りが見え始め、第4四半期には新型コロナウイルス感染拡大の影響も受けて、より厳しい環境となった。

 化学品事業は売上高18%減の930億円。低迷を続けてきたスチレンモノマーの市況が、新型コロナウイルス感染拡大および原油価格下落の影響を受けて、年度末に向けて大きく下落した。

 機能材料事業は売上高7%減の560億円。スマートフォン向け材料や半導体関連材料の販売は厳しい一方で、自動車や電子機器向けの絶縁・放熱材料として使用される球状アルミナの販売は堅調に推移した。

 複合材事業は売上高5%減の180億円。補修・補強用途を中心に土木・建築分野向け炭素繊維複合材料の販売が伸長した。

東亞合成の1‐3月期 営業利益16%減の34億円

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2020年5月11日

 東亞合成の2020年12月期第1四半期連結決算は、売上高が前年同期比3%減の343億円、営業利益は16%減の34億円、経常利益は27%減の32億円、純利益は43%減の17億円となった。

 セグメント別に見ると、基幹化学品事業は売上高3%減の154億円、営業利益13%減の14億円。電解製品は、カセイソーダをはじめ全般的に販売が軟調に推移した。アクリルモノマー製品は、アクリル酸エステルの販売数量が減少。工業用ガスは、ガス関連機器の販売が増加した。

 ポリマー・オリゴマー事業は売上高2%減の70億円、営業利益は3%増の9億円。アクリルポリマーはタイ子会社からの製品販売が順調に伸長したことに加え、LIB向け製品の販売が堅調に推移した。アクリルオリゴマーは、海外での販売数量が減少した。高分子凝集剤は輸出が減少した。

 接着材料事業は売上高9%減の25億円、営業利益68%減の2億円。瞬間接着剤は、国内販売は堅調だったが、新型コロナ感染症拡大の影響から海外での工業用用途の需要が低迷。また、海外子会社の操業が一部制限された。機能性接着剤は、自動車関連用途向け製品の需要が低調に推移したことに加え、一部不採算製品の販売を縮小した。

 高機能無機材料事業は売上高1%増の22億円、営業利益11%減の6億円。高純度無機化学品は、コロナの影響から半導体向け需要は堅調に推移したが、その他向けの需要が低迷した。無機機能材料は、機能性衣料向けの消臭剤や電子部品向けイオン捕捉材が順調だった。

 樹脂加工製品事業は売上高4%減の62億円、営業利益は18%減の2億円。管工機材製品は国内景気の停滞から販売数量が減少した。建材・土木製品は、受注物件が減少。ライフサポート製品は販売競争が激化した。エラストマーコンパウンドは一部製品の需要が回復した。

 なお通期業績については、前回予想を据え置いている。

 

信越ポリマーの3月期 半導体関連投資減速で減収減益

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2020年5月11日

 信越ポリマーは8日、電話会議による2020年3月期連結の決算説明会を開催した。

 小野義昭社長は「半導体業界の設備投資減速が影響し工程内搬送容器が減少したが、

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日本触媒の3月期 販売減やスプレッド悪化で減収減益

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2020年5月11日

 日本触媒は8日、2020年3月期連結決算(IFRS)を発表した。売上収益が前年度比11%減の3022億円、営業利益は同50%減の132億円、親会社所有者に帰属する当期利益は同54%減の111億円となった。

 同日開催された電話会議において五嶋祐治朗社長は「昨年度を振り返ると

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日本ユピカ 3月期決算(7日)

2020年5月8日

[日本ユピカ/3月期決算](7日)単位100万円、カッコ内は対前期増減率。▽連結=売上高10,210(▲13.4%)、営業利益223(▲18.3%)、経常利益200(▲16.9%)、純利益152(▲63.1%)。

 

協和キリン 1-3月期決算(1日)

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2020年5月8日

[協和キリン/1―3月期決算](1日)単位100万円、カッコ内は対前年同四半期増減率。▽連結(国際会計基準:IFRS)=売上収益77,293(1.9%)、コア営業利益16,762(▲3.3%)、親会社の所有者に帰属する四半期利益13,842(70.6%)。