ダイセル こんにゃくセラミドの機能性表示食品を新発売

, ,

2021年2月2日

 ダイセルはこのほど、大人の女性のためのウェルエイジング・ブランド「WELLMETHOD(ウェルメソッド)」から、機能性表示食品「ピュアセラミド+(プラス)」を発売した。今回、機能性表示食品になったことで従来品からアップグレードしたという意味を込めて「ピュアセラミド+(プラス)」と名付けている。

 同製品は飲むセラミドサプリメント。こんにゃく芋の飛び粉から抽出した「こんにゃく由来グルコシルセラミド」を配合し、肌の乾燥が気になる人に適している。セラミドは皮膚の最外層にあたる角質層にある細胞間脂質と呼ばれる成分で、外部からの刺激から肌の内部を守る働きがある。セラミドが角質層に十分に存在すると、水分の蒸発を防ぎ保湿力のある健やかな肌を保てるが、不十分だと肌のバリア機能が乱れて刺激を受けやすく、肌内部の水分が逃げてしまう状態になる。

 日本人を対象とした複数の試験では、1日当たり0.6~1.8mgの「こんにゃく由来グルコシルセラミド」を4~12週間続けて摂取することで、全身の肌の経皮水分蒸散量が低下(皮膚バリア機能が改善)することが報告された。スキンケアアイテムを利用した外側からのケアは局所的になるが、セラミドを経口摂取することで全身に潤いを届け、肌の乾燥を防ぐことが期待できる。

 

BASF 新ペプチドが皮膚と毛髪を隠れ炎症から保護

, , ,

2020年12月2日

 BASFはこのほど、隠れ炎症(慢性的な微小炎症)による毛髪・皮膚のダメージに対し、安全で有効な天然由来成分「PeptAIde4.0」を上市すると発表した。炎症性メディエーターの放出を防ぐペプチドを人工知能により選別し、酵素による加水分解プロセスで有機米タンパク質から取り出して製品化した。

 炎症反応は重要な防御システムの1つだが、不健康な生活習慣で乱される。急性炎症は体の治癒を助け感染症を撃退するが、隠れ炎症は健康な細胞と戦い、病気を引き起こし体調悪化の原因となる。若い人では自覚はないものの、徐々に髪や皮膚に深いダメージを与えていく。

 「PeptAIde4.0」は4つの多機能植物由来のペプチドで、12~17個のアミノ酸で構成される。in silico予測と機械学習プラットフォームで何兆ものデータエントリを評価し、隠れ炎症に最も高い潜在的効果をもつ植物由来ペプチドを同定した。

 「PeptAIde4.0」の有効性は臨床試験で確認した。乾燥・かゆみ・不快症状のある足の皮膚あるいは腹部に28日間毎日2回ローションを塗布した試験では、各々1、2週間で肌の水分量やハリが増加、4週間で9、8割の被験者が肌のしっとり感や滑らかさ、肌の快適さの向上を実感した。

 敏感・かゆみのある頭皮を週3回3週間シャンプーした試験では、頭皮の赤みは9%減少し、頭皮のpHも有意に低下した。「PeptAIde4.0」は乾燥肌や不快感、ハリ不足を防ぎ、フケが出やすい敏感な頭皮の炎症を抑えることが実証された。

ダイセル こんにゃくセラミドの脳への移行性を確認

, , ,

2020年12月2日

 ダイセルはこのほど、北海道大学との共同研究により、同社の機能性食品素材である「こんにゃくセラミド」がマウスの試験を通じ、血液脳関門(BBB)を透過できるという成果を得たと発表した。

 両者は、2016年に同学内の「次世代物質生命科学研究センター」内に共同で設置した産業創出講座を中心に、「こんにゃくセラミド」がもつアルツハイマー病予防効果を研究してきた。こうした中、「こんにゃくセラミド」の主要成分である植物性セラミドをマウスに血中投与した際、BBBを透過して脳内へ蓄積することを実証した。

 アルツハイマー病の発症は、「アミロイドβペプチド」が脳内に過度に蓄積することが原因の1つとさる。「エクソソーム」という物質は、アミロイドβペプチドと結合し、これらを分解・除去することが明らかとなっている。「こんにゃくセラミド」は神経細胞のエクソソーム産生を促進し、アミロイドβペプチドの分解・除去する機能を増強。それによって脳内のアミロイドβペプチド濃度が低下することで、短期記憶の改善効果があることが示されている。

 今回は、これまで未解明だった、「こんにゃくセラミド」が体内吸収された後の植物性セラミドがBBBを透過して脳へ移行できるかどうかを明らかにするために、植物性セラミドのBBB透過性について培養細胞およびマウスを用いた研究を行った。

 今回の成果から、「こんにゃくセラミド」には、アルツハイマー病発症を防止できる可能性があり、今回の知見は新たな機能性食品や新薬開発に繋がることが考えられる。今後さらにヒト介入試験により「こんにゃくセラミド」の認知機能改善効果について検証していく予定だ。なお、この研究の成果は、今年11月公開の「PLOS ONE」誌に掲載されている。

 ダイセルは今後も、人々の「美と健康」に貢献する健康食品素材の開発を進めていく考えだ。

こんにゃくセラミド経口投与による認知症予防効果
こんにゃくセラミド経口投与による認知症予防効果

旭化成ファーマ 骨粗しょう症の疾患啓発活動を始動

, ,

2020年12月2日

 旭化成ファーマは1日、骨粗しょう症の疾患啓発活動として「骨検(ほねけん)―骨にも検診プロジェクト―」を開始すると発表した。

 同プロジェクトは、骨粗しょう症が患者自身や家族に及ぼす影響を1人でも多くの人々に正しく理解してもらい、少しでも骨粗しょう症が疑われる場合には、骨粗しょう症の検査(DXA検査)が受診できる医療機関に足を運んでもらうきっかけになることを主な目的とした、骨粗しょう症の疾患啓発に特化した活動になる。同プロジェクトの取り組みの一環として、同日に一般に向けて骨粗しょう症に関する基本的な情報をわかりやすく解説した専用ウェブサイト(https://honeken.jp/)を開設した。

 日本の骨粗しょう症患者はおよそ1280万人いると言われているが、同疾患は痛みなどの自覚症状がないことも多く、骨折するまで気づかないというケースが少なくない。

 旭化成ファーマは、そのような現状の改善を目的に疾患啓発活動を行い、骨粗しょう症に関する正しい情報を提供することで、疾患に対するリスクや理解を促していく考えだ。

DSM 紫外線吸収剤が医薬部外品の使用前例を取得

, ,

2020年11月26日

 DSMはこのほど、皮膚外用用途の紫外線吸収剤「パルソール SLX」の医薬部外品への使用前例を新たに取得したと発表した。これにより医薬部外品への配合用途が広がる。同製品は使用感と保護効果の高いサンケア製品の開発を促進。紫外線から肌を保護するスキンケアを消費者に促すことで、人々の健康に貢献することが期待される。

 「パルソール SLX」は、シリコーンベースのUV-B吸収剤で、世界初のポリマーUVフィルターとして開発、上市された。そのユニークなポリマー構造により、皮膚表面上に皮膚への親和性の高い均一な膜を形成し、紫外線からの保護効果と官能特性の両方に優れた機能を発揮する。特に他の紫外線吸収剤との組み合わせでは、相乗効果により、より高いSPF値の達成が期待できる。肌に快適で、白浮きせず、展延性に優れる同製品は、日焼け止め製品をはじめとして、デイケア製品、リップ、カラーコスメに至るまで幅広い用途に適している。

 多くの消費者は、紫外線が及ぼす影響や危険性を十分に理解しているとは言えない。一方で、日焼け止め製品の使用時の不快感が、適切な使用の妨げになっていることが、様々な研究によって明らかになっている。同社は、このような課題に向けた解決策に積極的に取り組んでいる。

 例えば、消費者に対して皮膚がんのリスクとサンケアの重要性を啓蒙するために、「Safer under the sun(太陽の下でもより安全に過ごしましょう)」キャンペーンを展開。また、イノベーションにより、最新のサンスクリーン技術を開発し、日焼け止め製品の保護効果と使い心地の双方を高めている。

DIC 肌のバリア機能を高める機能性表示食品を新発売

, , ,

2020年11月19日

 DICはこのほど、食用藍藻(らんそう)スピルリナを中心とした健康食品を製造・販売する100%子会社DICライフテックが、肌のバリア機能を高める機能性表示食品「フィコナ スキン モイストリフティング タブレット」の販売を開始したと発表した。

PHYCONA フィコナ
フィコナ スキン モイストリフティング タブレット

 同製品は、食用藍藻スピルリナから独自の特許製法で抽出した青色素「フィコシアニン」を関与成分とし、最終製品によるヒト臨床試験で保湿効果が確認された機能性表示食品。保湿効果を含む有用成分は多数あるが、タンパク質の一種であるフィコシアニンは肌の水分保持に役立ち、乾燥を緩和する機能があることが報告されている。製品にはC-フィコシアニン、アロフィコシアニンが含まれており、内側から肌のバリア機能(保湿力)を高める今までの保湿成分にはない新しい有用成分をもつ。

 フィコシアニンの原料となるスピルリナは、約30億年前に誕生した食用藍藻で、50種以上の健康・栄養成分を含むスーパーフードの王様とも呼ばれる。DICグループは、その可能性にいち早く着目し、50年にわたって研究を続けてきた。藻類研究のパイオニアとしてスピルリナ粉末を健康食品や、食用色素、食品素材や飼料分野へ展開してきた結果、青い色素成分「フィコシアニン」が秘めている優れたパワーを独自に見出だした。

 DICグループは、中期経営計画「DIC111」の中で、今後の新事業の柱の1つとしてヘルスケア分野の強化に注力している。消費者の健康志向を背景に今後も同社が得意とする藻類培養技術を活用した〝食の安全・安心〟に注力した食品やサプリメントなどの製品開発を進めていく。

ダイセル シリコーンオイルを透明で増粘させる原料開発

,

2020年10月26日

 ダイセルは23日、シリコーンオイルを透明なまま増粘させる化粧品原料「セルモリス SB10」を開発したと発表した。

「セルモリス SB10」 を 1 重量%添加したジメチコン
「セルモリス SB10」 を 1 重量%添加したジメチコン(2CS)

 同社は従来から、様々な液体にとろみを加える増粘剤として「セルモリス SB」シリーズを提供してきたが、今回開発したSB10は、シリコーンオイルの透明性を維持したまま、とろみをつけることができる。また、添加量を調整することで増粘の程度を調整できるほか、低分子の増粘剤であるため、高分子の増粘剤に特有のべたつき感がなく、化粧品に添加しても製品の感触を損ねない。

 これまでは、シリコーンオイルをゲル化することはできても、とろみをつけることができない、白濁する、感触が悪くなるといった課題があった。SB10はこれらの課題に対する解決策となる化粧品向けの素材として展開できる可能性があり、同社は今月開催の国際化粧品技術者会連盟学術大会の中でSB10を発表している。

 ダイセルは今後も、人々の「美と健康」に貢献する化粧品素材の開発を進めていく考えだ。

 

帝人フロンティア 着用する化粧品シリーズからマスクタイプ新発売

, , , ,

2020年10月21日

 帝人フロンティアはこのほど、身にまとうことで肌荒れを防ぎ、肌に潤いを与えるウェアタイプ化粧品「ラフィナン」の新商品として、マスクタイプの「美容フェイスパック」を発売した。希望小売価格は1500円(税別)。応援購入サービスを運営する「マクアケ」で9月末より150万円を目標にクラウドファンディングを実施。20日現在、目標金額を上回る180万円超の購入となっている。

美容成分を配合した着用する化粧品『美容フェイスパック』
美容成分を配合した着用する化粧品「美容フェイスパック」

 「美容フェイスパック」は、配合したリンゴ酸を含む弱酸性の美容成分により、着用することで肌を健やかに保ち、肌荒れを防ぎ、潤いを与えてくれるもの。保湿範囲を大きくするため、肌を広く覆う仕様(縦約14cm×横約17.5cm)となっている。ポリエステル製で表面に撥水加工生地を使用していることから水滴などの汚れを防ぐほか、洗濯も可能だ。色はホワイト、ピンク、ブルーの3色で、内側は化粧移りの目立ちにくいベージュ色。

 同製品はマスクの長時間着用による肌荒れ対策に注目し、働く女性のための総合サイト「マイナビウーマン」と共同開発した。モニター調査や、マスクの悩みに関するウェブアンケート調査を実施し、商品開発に消費者ニーズを反映した。

 

積水化成品 スキン用ゲルの新製品、共同開発で提供開始

, , , ,

2020年10月13日

 積水化成品工業は12日、美容分野のスキンケア用ゲルについて、新しい開発スタイルを基にしたゲル製品「テクノゲル AI‐FIT」の提供を開始したと発表した。これは、多様化する顧客の要望に迅速に応えるため、富士通、富士通エフサス、Ridgelinezと共同で処方開発のAI化に取り組んだもの。「テクノゲル」は、肌にやさしいスキンケア用のマスク素材として広く使われている。

化粧品マスク使用例
化粧品マスク使用例

 積水化成品では、肌への密着性が高く、持続的に潤いを与える化粧品マスクの自社製品化やOEM対応を行ってきた。従来、化粧品マスクの評価では、使用感として「みずみずしい、しっとり感を得られる」といった官能的な表現となることから、顧客の要望と処方開発とのすり合わせに時間がかかることが開発課題となっていた。

 こうした課題を解決するため、官能評価の定量化に注力するとともに、富士通のAI技術「Zinrai」を活用して化粧品マスク処方提案システムを開発。この取り組みにより、官能評価を数値化できたことで、より多様なニーズに迅速に応えることが可能となった。1例として、特に要望の多い高保湿性について処方を導き出した結果、従来品よりもしっとり感が持続し、保湿効果(角層水分量)が定量的に向上。現在サンプル提供を開始しており、顧客にも効果が実感できると好評を得ている。

 同社は今後、顧客の要望に迅速に応えられるシステムとして認知度向上を図るとともに、「テクノゲル AI‐FIT」から導かれる製品のラインアップ化を進め、様々な活用シーンに対応する化粧品ゲルマスクの提供をはじめとして、各種製品化に取り組んでいく考えだ。

 

帝人イヌリンとグリコBifiX 短鎖脂肪酸を増強

, , , , ,

2020年10月9日

 帝人はこのほど、メタジェンの福田真嗣社長CEO(慶應義塾大学先端生命科学研究所特任教授)監修の下に研究を行い、食物繊維「イヌリン」と江崎グリコの独自原料「ビフィズス菌BifiX」の組み合わせが、腸内細菌叢からの短鎖脂肪酸産生量を増加させ、大腸からの体調管理に重要な役割を果たすことを確認したと発表した。

 イヌリンはチコリの根から取れる100%植物由来の食物繊維。腸内で発酵する力が優れており、約90%が腸内細菌によって利用されるため、総ビフィズス菌数の増加に寄与するとの結果が得られている。

 一方、「ビフィズス菌BifiX」は江崎グリコが保有するビフィズス菌。〝生きて腸まで届き、おなかで増える〟特長をもっていることから、おなかを良好な状態に保ち、健康をサポートする。今回の研究では、「イヌリンとビフィズス菌BifiXを含むヨーグルト」と乳酸菌だけを含む一般的なヨーグルトを、それぞれ腸内環境を再現した装置に添加して培養し、腸内の短鎖脂肪酸の産生力を調査。その結果、「イヌリンとビフィズス菌BifiXを含むヨーグルト」が、一般的なヨーグルトに比べて短鎖脂肪酸を多く産生させることが明らかになった。これは、イヌリンが「ビフィズス菌BifiX」をサポートし、腸内細菌叢に作用したためと考えられる。

 帝人は、これからもイヌリンなどの食品素材の機能、食品加工上の機能について、科学的根拠を確認し、食品メーカーや消費者に向けて結果を報告していく。帝人のヘルスケア事業は、1人ひとりが生まれてから最後の日を迎えるまでの人生を支えることを目指し、今後も機能性食品素材事業で世界中の人々の「QOL」の向上に貢献していく方針だ。