環境配慮型ナイロン66に寄与、30年に実用化
東レは24日、植物の非可食成分から得た糖を原料とし、同社の微生物発酵技術と、分離膜を活用した精製技術を組み合わせた独自の合成方法により、ナイロン66の原料となる100%バイオアジピン酸を開発したと発表した。非可食バイオマス由来の糖を原料としたアジピン酸の開発は世界初となる。スケールアップ検討を開始しており、ナイロン66の重合試作、生産技術開発、市場調査など進め、2030年近傍までに実用化を目指す方針だ。

ナイロン66は、
2022年8月25日
2022年8月23日
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2022年8月22日
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東洋紡はこのほど、一般的な二軸延伸ポリプロピレン(OPP)フィルムの約1.7倍のコシの強さをもつ、超高剛性OPPフィルムの製品シリーズ「パイレン EXTOP」を開発したと発表した。
防曇タイプ、高耐熱タイプなどをラインアップし、食品包装用途を中心に今秋から販売を開始する。世界的に消費者の環境意識が高まる中、同シリーズの普及を通じて包装材のプラスチック使用量の削減や、リサイクルに適したモノマテリアル(単一素材)化を促進し、循環型経済の実現に貢献していく考えだ。
「パイレン EXTOP」シリーズは、
2022年8月22日
練り込みや後加工が不要、様々な分野に展開図る
東レ・デュポンは19日、広島大学大学院医系科学研究科ウイルス学研究室(坂口剛正教授)との共同研究により、ポリエステルエラストマー「ハイトレル」の特殊グレードで、新型コロナウイルスに対する不活化効果を確認したと発表した。練り込みや後加工を施すことなく、エラストマー成形品で不活化が確認された初の技術となる。すでに一部でサンプルワークを開始しており、3~4年後には上市につなげていく方針だ。
「ハイトレル」は、米デュポンが開発した「熱可塑性ポリエーテルエステルエラストマー」。ハードセグメント(PBT)とソフトセグメント(ポリエーテル)のブロック共重合体であり、ゴム弾性をもちつつ、高機能性、良成形加工性も備えるエンジニアリングプラスチックの特長を有している。温度依存性が小さく、
2022年8月22日
三井化学はこのほど、ヒトの体温を感知して触れたカラダをやさしく包み込む新素材「HUMOFIT(ヒューモフィット)」が、ワコールが展開している、30~40代の働く女性をターゲットにした靴ブランド「サクセスウォーク」の新商品「体温でフィットする靴 SOPIVA(ソピバ)」に採用されたと発表した。ワコールは同新製品を今月3日から、全国の一部百貨店の店頭をはじめ、アマゾン、オンワード、ワコールのウェブストアで順次販売を開始した。
ワコールは2020年、
2022年8月19日
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