米国の9月の主要化学品の輸出は、液体カセイソーダの48万8345t(前年同月比1.0%減)、高密度ポリエチレン(HDPE)の33万3971t(同42.0%増)、PVCの
米国の9月の主要化学品輸出入実績
2020年3月16日
2020年3月16日
2020年3月16日
積水化学工業はこのほど、経済産業省と東京証券取引所により、2019年度の「なでしこ銘柄」に選定された。2016年度、2017年度に続き、3度目の選定となる。

同社は「従業員は社会からお預かりした貴重な財産」との考え方に基づき、多様な人材の活躍、働きがいのある職場づくりに注力。その中で、女性活躍推進は2007年度から取り組みを開始し、2015年度からは、ダイバーシティマネジメント方針を定め、女性活躍推進をファーストステップとしたダイバーシティ経営を同社グループ全体で展開している。
女性活躍推進では、「定着と活躍」と「管理職創出」の段階に分けて取り組みを進めている。特に女性管理職候補とその直属上司を対象にした実践型の研修など、活躍の場の拡大に注力したことから、女性従業員の定着率が向上し女性管理職数が増加している。
また、経営幹部や管理職を対象に、ダイバーシティ経営を推進する意義の理解促進と、従業員一人ひとりの持ち味を生かすための研修、職場単位の改善活動を行うなどグループ全体で組織風土変革に取り組んでいる。
同社は、100年経っても存在感のある企業グループであり続けるために、今後もさらなるダイバーシティ推進に取り組んでく考えだ。
2020年3月16日
C1化学を進展させ、川上・川下事業拡大図る
日中間での化学品の貿易事業を中心に、C1ケミカルのライセンス事業なども手掛けるハイケムはこのほど、今年度から始まった第5次中期経営計画(2020~2022年)の説明会を開催した。

同社は1998年に設立。社員5人でスタートした初年度の売上高は1億8000万円。現在、連結従業員は500人を超え、昨年は連結売上高を564億円へと伸長させ、事業を拡大している。
中国・河南省出身の高潮(たか・うしお)社長は冒頭で、「日中の間に立ち、特に中国の成長に伴って当社はそのニーズを掴み、少しずつ今の形になってきた。主幹事業は川中製品が中心の貿易事業になるが、
2020年3月13日
2020年3月13日
三菱ケミカルホールディングス(MCHC)は12日、連結子会社のクオリカプス(奈良県大和郡山市)を、今年7月1日付で三菱ケミカル(MCC)に移管すると発表した。
クオリカプスは現在、MCHCの連結子会社である生命科学インスティテュート(LSII)の傘下にあり、医薬品・健康食品用カプセル、製剤機器などの開発・製造・販売を行っている。日米欧の3拠点を軸に展開するグローバル企業であり、2013年にMCHCの連結子会社となった。
今回の決定により、同事業をMCCの高機能化学部門へ移管し、相互のリソースを活用した製造技術の強化や素材開発を促進するとともに、各事業部門との連携により営業力を強化することで、世界のカプセル市場に対して、より付加価値の高いソリューションを提供していく考えだ。
クオリカプスは、2014年4月のヘルスケア事業を担うLSII発足時から同社の事業会社として、高品質・高機能のハードカプセルを提供。長年培ってきたカプセル製造技術のノウハウを活用した製剤機器の開発や技術サービスを通じ、MCHCグループのヘルスケアソリューション領域の成長に貢献してきた。
2020年3月13日
JXTGホールディングスはこのほど、経済産業省と東京証券取引所が共同で取り組む「健康経営銘柄2020」に選定されたと発表した。昨年に続き2年連続の選定となる。

「健康経営銘柄」とは、東京証券取引所の上場会社の中から、特に優れた「健康経営」を実践している法人をリーディングカンパニーとして選定するもの。
同社は、JXTGグループ理念で「安全・環境・健康」を大切にしたい価値観の1つとして掲げ、「健康経営」に取り組んできた。体系化された健康増進施策として、定期健診時にがん検診の受診機会の提供、定期健診代用としての人間ドック利用、健診データの一括管理・分析システムの導入など、従業員の健康維持・増進に活用する環境づくりを進めている。
これらの取り組みを、健康経営銘柄の選定に用いられる「健康経営度調査」の際に、「経営理念・方針」「組織体制」「制度・施策実行」「評価・改善」の4つの視点での評価と「法令遵守・リスクマネジメント」の視点による適否評価を踏まえ選定された。

また、同社および中核事業会社(JXTGエネルギー、JX石油開発、JX金属)は、2018年以降3年連続で保険者と連携して優良な健康経営を実践している法人を認定する「健康経営優良法人~ホワイト500~」にも認定された。
同社グループは、従業員とその家族の健康を重視することが、競争力の源泉である従業員の活力・生産性向上や組織活性化につながり、さらには成長戦略実現の原動力になると考えている。
今後も、心身の健康を維持・増進するための取り組みを積極的に展開することにより、「健康経営」を推進していく考えだ。
2020年3月12日
旭化成は11日、「2020年旭化成グループキャンペーンモデル」に、橘遥菜(たちばな・はるな)さんの起用を決定したと発表した。

橘さんは神奈川県出身の21歳。身長176cm、バスト83cm、ウエスト61cm、ヒップ88cm。特技はバスケットボールとチアリーディング、好きな食べ物はフルーツ。
同社は1976年から毎年キャンペーンモデルを起用し、初代のアグネス・ラムさんをはじめ、松嶋菜々子さん、片瀬那奈さん、久慈暁子さんなどを輩出してきた。橘さんは第45代を務める。
選考では、健康的でしなやかなスタイルの美しさはもとより、前向きな姿勢や今後の飛躍を感じさせるフレッシュな存在感が高く評価された。
今後は、旭化成グループが手掛ける製品・サービスのプロモーション活動や、全国の拠点で開催される社内イベントへの参加、地域貢献活動など、社内外に向けたコミュニケーションの場を通じて、同社グループのイメージ向上につながる活動を行っていく。
2020年3月12日
2020年3月12日
三井化学は、大牟田工場(福岡県大牟田市)で運用する三井化学専用線の新たな活用に向けプロジェクトを開始した。今は原材料の搬入などを行う同専用線は、旧三池炭鉱専用鉄道の一部区間。三池炭鉱の炭鉱電車の時代から現在に至るまで、100年以上の長きにわたり活躍している。

同社はこのほど、今年5月をめどに同専用線の廃止を決定。炭鉱電車への感謝の思いを込めて、炭鉱電車の軌跡を未来へとつなぐ「ありがとう 炭鉱電車プロジェクト」を立ち上げた。「風景の資産」の記録として、映画監督の瀬木直貴氏がメモリアル映像を制作する。
同氏は大牟田市の小さな動物園を舞台にした、映画「いのちスケッチ」(2019年公開)などを監督。今回は炭鉱電車の歴史を振り返りつつ、1915(大正4)年以来、現在もなお現役で走り続ける姿を記録映像にする。
瀬木氏の事務所・ソウルボートのウェブサイト(http://soul-boat.com/)では、炭鉱電車にまつわる思い出やエピソード、往時をしのぶ動画や写真の募集を始めた。完成した映像は、大牟田市と関係団体へ寄付・提供される。
一方、炭鉱電車から出る音は、人が心地よさを感じるASMR音源にアーカイブ化。quantumとオトバンクが手掛ける、企業・ブランド・商品の音を価値化するブランデッド・オーディオ・レーベルのSOUNDS GOODとのコラボを通じ、多くの人々が楽しめる「音の資産」にコンテンツ化し、公開していく。また、Seiho(セイホー)氏による炭鉱電車のASMR音源を使用した楽曲の制作も企画中だ。
旧三池炭鉱専用鉄道は、1878(明治11)年、三池炭鉱の大浦坑から石炭を搬出するために敷設された馬車鉄道がその歴史のはじまり。1891年には蒸気機関車の運転が開始され、三池港が開港した翌年、1909年から電化が進められた。支線を含む総延長は約18.5㎞におよんだ。
昭和の一時期、1964~72年は地方鉄道として旅客の輸送も担い、町の人々から「炭鉱電車」の愛称で親しまれた。平成初期、1997年の三井三池炭鉱の閉山とともに、その多くの路線は廃止になり、一部区間(1.8㎞)は三井化学専用線として当時の車両とともに運行を継続してきた。また、三池炭鉱専用鉄道敷跡は2015年に、世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」の構成遺産に登録された。
6月にはメモリアル映像の完成披露試写会に併せ、5つの時代を見守った炭鉱電車のラストランイベントが開催される予定だ。
2020年3月12日