韓国の11月の主要化学品の輸出は、パラキシレンが前年同月比0.5%減の66万7842t、ポリプロピレン(PP)が同13.6%増の26万5233t、ベンゼンが
韓国の11月の主要化学品輸出入実績
2019年4月12日
2019年4月12日
2019年4月12日
2019年4月12日
日本食品機械工業会(日食工)は11日、東京ビッグサイトで7月9~12日に開催されるアジア最大級の「食の技術」総合トレードショー「FOOMA JAPAN (フーマジャパン)2019 国際食品工業展」の記者発表会を行った。
実行委員長を務める大川原行雄副会長(大川原製作所社長)は「食品産業では高品質化を図る技術や効率化のため、ユーザー業界は最先端テクノロジーに関心を寄せている。今回は新しい試みとして『エンジニアリング・ロボット・IoT』分野を設け、さらに出展製品の幅を広げた。また人手不足に対応する自動化技術、HACCP(ハサップ)の義務化に対する衛生対策など多岐多様なソリューションを提案している」と概要を説明。
「食品ビジネスに携わる方々の情報収集や技術発見の場として、豊富なテーマのセミナーなどもあり、食品関連業界ビジネスのさらなる発展を後押しできるものと確信している」と展示会への抱負を語った。
42回目となる今回は、全19分野に合計690社(うち43社が新規)が参加。注目度の高い新設の「エンジニアリング・ロボット・IoT」分野には、61社(全体比8.8%)が出展する。
〝食の技術のニッポン力(りょく)〟をテーマに、食品製造プロセスの上流から下流まで「食」の安全・安心を基本に、省力化・省人化・高付加価値化をさらに追求し、進化を続ける実機のデモンストレーションと併せ、世界に誇る日本発の技術と製品をユーザー業界に提案していくという。
例年好評を博している「FOOMAビジネスフォーラム」では、ABC Cooking Studioの志村なるみ副社長を講師に迎える。20歳で起業し雑居ビルの一室から始まった「若い女性のための料理教室」を「クッキングスタジオ」という新分野へ進展させ、国内外で圧倒的支持を得るまでになった軌跡について講演する。
女性視点を貫くビジネスモデルを先導してきた創業者としてのこだわりや、9割以上が女性スタッフという同社の人材観についても語る予定(事前登録制、聴講無料)。
なお、出展社やセミナー・シンポジウムなどの詳細、事前登録については、「FOOMA JAPAN 2019」公式ウェブサイト(http://www.foomajapan.jp/)まで。
2019年4月11日
2019年4月10日
2019年4月10日
2019年4月10日
三井化学は9日、イタリア・ミラノで開催中の「ミラノデザインウィーク2019」に出展しているグリーン・ワイズ(東京都多摩市)に、コンセプトを実現するための素材協力をしていると発表した。同展示会は、世界最大のデザインイベント。
室内・屋外緑化、舞台造園などの緑化事業を展開するグリーン・ワイズは、身近にある本来の自然を切り取り、ライフスタイルやインテリアに取り入れる「スローグリーン」を提唱している。
今回、同社が「スローグリーン」なライフスタイルを提案するにあたり、三井化学は太陽の光で色が変化する、フォトクロミック(調光)・テクノロジー「サンセンサーズ」で製作したリング、植物由来のウレタン素材「スタビオ」で製作した、水が浮遊する透明な花器の製作で協力した。
「サンセンサーズ」はメガネレンズ材料として世界トップシェアを誇る、同社の調光レンズブランド。インマスタイプであるにもかかわらず、トップレベルの退色スピードを実現し、コーティングタイプのレンズに比べて調光性能が長持ちする。今回は3色に変わるリングとして使用している。
一方、「スタビオ」は同社が開発した世界初のウレタン新素材。植物を原料とするバイオマスプラスチックで、ライフサイクルでのCO2排出削減に貢献する。
また、透明性と耐久性を持ち、さまざまな成形材に使用可能。今回は透明な花器として使っている。表面の硬度を調整することで、細い茎でも自立させる滑りにくさを実現した。展示会は9日から14日まで一般公開を行っている。
2019年4月10日
旭化成は9日、文部科学省が主催する科学技術分野の文部科学大臣表彰で、2019年度の「文部科学大臣表彰科学技術賞(開発部門)」を受賞したと発表した。
受賞したのは、研究・開発本部化学・プロセス研究所長兼基盤マテリアル事業本部技術開発総部長の鈴木賢(すずき・けん)氏。「コアシェル型金‐酸化ニッケルナノ粒子触媒の開発」の業績が評価された。
従来にないコアシェル型ナノ粒子構造の触媒開発は独創性が高く、ナノ構造制御により優れた実用的成果を得たもので、他の触媒技術への波及効果も大きいと期待されている。
同開発では、優れた性能のコアシェル型金‐酸化ニッケルナノ粒子触媒を見いだし、メタクリル酸メチル(MMA)の製造プラントで、近年注目されている金ナノ粒子を触媒成分として用いた世界初となる化学品製造プロセスの実用化に成功した。
触媒は人々の生活を支える上で非常に重要な役割を果たし、環境・資源・エネルギー問題に関係した課題の解決にも寄与する重要な物質。旭化成は、同開発がこれらの社会課題を解決する新しい触媒技術として、化学と化学産業の持続的発展に寄与すると考えており、今後も画期的な触媒・プロセスの開発を通じて社会に新たな価値を提供していく。
なお、「文部科学大臣表彰」は、科学技術に関する研究開発や理解増進などで顕著な成果を収めた者を顕彰するもの。文部科学大臣は、科学技術に携わる者の意欲の向上を図り、日本の科学技術の水準向上に寄与することを目的に、科学技術賞(開発部門、研究部門、科学技術振興部門、技術部門、理解増進部門)、若手科学者賞、創意工夫功労者賞を授与している。
2019年4月9日
2019年4月8日
三菱ケミカルはこのほど、同社の生分解性プラスチック「バイオPBS」を用いた紙コップが、次世代のカップを表彰するコンテスト「ネクストジェン・カップ・チャレンジ」で、最もイノベ―ティブなカップの1つとして選定されたと発表した。
「ネクストジェン・カップ・チャレンジ」は、米スターバックスなどが設立した「ネクストジェン・コンソーシアム」の主催。
三菱ケミカルとタイのPTTグローバルケミカル社が折半出資するPTT MCCバイオケム(PTT MCC社、バンコク)が「バイオPBS」をラミネートに用いた紙コップを出品し、その再生可能性や生分解性が評価された。
「バイオPBS」は三菱ケミカルが開発し、基本特許を持ち、PTT MCC社が製造する植物由来の生分解性プラスチック。自然界の微生物によって水とCO2に分解されるため、自然環境への負担が少なく、既存の樹脂加工設備で容易に加工できるといった特徴がある。
「バイオPBS」を使った紙コップは、すでに3年以上、実店舗での使用実績があり、産業コンポスト設備での処理・リサイクルが可能だ。
今回、ネクストジェン・カップ・チャレンジのために開発した新たな紙コップは、家庭用コンポスト設備を用いて常温で処理できるよう改良。50カ国以上の国から応募された480点のアイデアの中から、12の受賞者の1つとして選ばれた。
なお、ネクストジェン・コンソーシアムは、米スターバックスとマクドナルドが設立し、食品サービス業界の大手ブランドオーナーがサポーティング・パートナーとして、世界自然保護基金(WWF)がアドバイザリー・パートナーとして協力している。
世界的な食品包装廃棄物の問題を解決するために活動しており、ネクストジェン・カップ・チャレンジは、循環可能な次世代紙コップの事業化を目的とした、同団体の最初の取り組みの一つである。