日本ソーダ工業会がこのほど発表したによると、3月のカセイソーダの出荷合計は前年同月比微減の34万8000tだった。輸出が同36%増の7万6000tと、前月の大幅減から一転して大幅増になったものの、内需が7%減の27万2千tとなったことで、出荷合計は2カ月連続でマイナスとなった。
内需を用途別に見ると、
2019年5月28日
2019年5月28日
2019年5月27日
日本プラスチック工業連盟はこのほど、定例会見を開き、原材料・製品の生産・輸出入状況などの報告を行った。
確報となる2月のプラスチック原材料生産状況は、前年同月比5%減の84万3000tで、3カ月ぶりにマイナスだった。ただし、3月の速報では1%増と、前年を若干上回る見込み。3月は主力商品では、ポリエチレンと塩化ビニル樹脂が伸び、ポリプロピレンは前年並み、ポリスチレン(AS樹脂、ABS樹脂を含む)はマイナスとなっている。
また、2月のプラスチック製品生産状況は、同1%増の47万tだったが、3月の速報では前年割れで推移し、6カ月ぶりにマイナスに転じる見込み。3月は主力のフィルム・シートをはじめ、それに続く機械器具部品、容器(中空成形)、パイプなども軒並み2~4%程度減少したもよう。
一方、確報となる3月のプラスチック原材料輸出は、2カ月連続で増加した。熱硬化性樹脂の数量は
2019年5月27日
2019年5月27日
2019年5月27日
自動車の最先端技術を集めた「人とくるまのテクノロジー展2019横浜」が22∼24日、横浜市みなとみらいのパシフィコ横浜で開催された。28回目となる今回は624社が出展し、化学メーカーも多数出展した。その中から11社・グループの展示内容を紹介する。
◆三菱ケミカルホールディングスグループ
三菱ケミカルや三菱エンジニアリングプラスチックスなどグループ10社で出展した。展示ブースは「CASE」「軽量化」「意匠」「KAITEKI」「環境」の5つのゾーンで構成。このうち、CASEではセンサーやモーター回り、コネクティッドなどに関する技術、軽量化では超極細アクリル繊維や炭素繊維、ガラス長繊維ポリプロピレンなどを使った自動車部材の提案を行った。
例えば、CASE分野の伸縮性エポキシフィルムは、伸縮性・透明性・耐熱性・耐薬品に優れ、融点がなく、熱分解温度が高いという特徴を生かし、センシングや接着部材として提案した。
軽量化の超極細アクリル繊維「XAI(サイ)」は、フェルトなど現行の防音部材に混ぜることで、吸・遮音性能が向上する。さらに、数十%混ぜるだけで、吸音性能を維持したまま、約五〇%の軽量化も図れる。
ブースには30以上の技術・製品を展示し、グループ全体で自動車関連技術をPRしていた。
◆旭化成
車室空間のコンセプト・モックアップ「AKXY POD(アクシーポッド)」は、旭化成が考える、搭乗者にとって快適・安全・安心な未来の車室空間をさまざまな繊維製品や樹脂製品、センサーなどを用いて具現化したもの。
2017年に発表した「AKXY」が同社製品を使い、実際に走れる車だったのに対し、アクシーポッドは
2019年5月24日
2019年5月24日
業界筋によると、4月の汎用四樹脂の国内出荷は、低密度ポリエチレン(LDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン(PS)の4樹脂ともプラスとなった。前年が定修に備えた在庫積み増しが続いていたこともあり、出荷自体がある程度抑え気味の傾向にあった。
これに対し、今年は定修規模が前年ほどでないこともあり、LDPEでは特に加工紙分野、HDPEでは中空成形分野などの出荷が増加しプラスとなった。PPでは射出成形分野を中心とした主要分野の出荷が大きく増加しプラス。PSは前年に出荷の落ち込みが見られたが、今年は全ての分野で出荷が増加した。
4月の出荷合計(輸出含む)を品目別で見ると、
2019年5月24日
2019年5月23日