合成ゴム 10月の出荷量は前年同月比6%減

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2019年12月25日

BRは好調継続、NBRは6カ月ぶりに増加

 合成ゴム工業会がこのほど発表した需給実績によると、10月の合成ゴム全体の出荷量は、前年同月比5.6%減の11万4600tとなった。

 品目別では、SBRが同4.0%減の4万1900tで2カ月ぶりにマイナス、NBRは同9.5%増の9300tで6カ月ぶりにプラス、CRは同31.0%減の6700tで2カ月ぶりにマイナス、BRは同7.1%増の2万6300tで2カ月連続のプラス、EPTは同17.9%減の1万6200tで3カ月連続のマイナス、その他は同7.1%減の1万4200tで2カ月ぶりにマイナスとなった。

 NBRは回復し、BRはプラスを維持したものの、

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ABS樹脂 11月の総出荷9%減、耐候用はプラスが継続

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2019年12月24日

 日本ABS樹脂工業会がこのほど発表した出荷実績によると、11月の総出荷量は前年同月比9%減の2万8800tとなり、7カ月連続でマイナスとなった。国内出荷は同8%減の1万9600t、輸出も同12%減の9200tと、国内・輸出ともに振るわない状況が続いている。特に輸出は

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カネカ 生分解性ポリマーの年産5千tプラントが竣工

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2019年12月24日

 カネカはこのほど、高砂工業所(兵庫県)での「カネカ生分解性ポリマーPHBH」の能力増強工事を予定通り終え、17日に竣工式を行った。なお、投資額は約25億円で、生産能力は従来の5倍となる年産約5千tとなった。

竣工した新培養槽
竣工した新培養槽

 近年、マイクロプラスチックによる海洋汚染が生態系へ影響を与えるとして世界的な社会問題となっている。同社が開発した100%植物由来のバイオポリマーである「PHBH」は、海水中で生分解する認証を取得しており、海洋汚染低減に貢献すると期待されている。

 また米国食品医薬品局(FDA)、ポリオレフィン等衛生協議会、欧州委員会のポジティブリストに掲載され、食品接触用途で使用可能となる国や地域が拡大している。欧州では、使い捨てプラスチック削減に向けて各種規制が強化されており、特にフランスでは来年1月から規制が厳格化され、「PHBH」の販売が急拡大する見込み。

 一方、国内では、セブン‐イレブン・ジャパン全国約1万店舗で、11月からセブンカフェ用「PHBH」製ストローの採用が始まっており、また、資生堂とは化粧品容器の共同開発を行っている。さらに、グローバル展開している多数のブランドホルダーともストロー、レジ袋、カトラリー、食品容器包装材など幅広い用途で検討が進んでおり、年産5千tプラントは早期にフル稼動になる見通し。

 同社は、今回の生産能力増強にとどまらず、今後もグローバル規模で拡大する需要にタイムリーに応えるため、早期に本格的量産プラントの建設を決定する見通しだ。

昭和電工 大分トリニータのユニフォームスポンサーに

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2019年12月24日

 昭和電工は23日、サッカーJリーグ所属の大分フットボールクラブ(大分トリニータ)と、ユニフォーム(鎖骨)スポンサー契約を決定したと発表した。広告掲出は、大分トリニータユニフォーム(鎖骨)や大型ビジョンなどで、契約期間は1年(2020年2月1日~2021年1月31日)となっている。

大分トリニータ榎社長(右)と昭和電工森川社長
大分トリニータ榎社長(右)と昭和電工森川社長

 同社グループは全てのステークホルダーに満足してもらえる「社会貢献企業」の実現を目指し、CSR(企業の社会的責任)を果たすため、さまざまな取り組みを推進。特に国内の各拠点では、子ども向けの化学実験教室や工場見学などを通じ、地域社会との対話を図っている。

 また、中核事業の1つである大分石油化学コンビナートは、1969年にエチレンプラント操業を開始して以来50年にわたり、地域社会との共存共栄を図ってきた。

 大分トリニータもまた地域密着型チームとして、地域の活性化・スポーツ振興に大きく貢献していることから、同チームへの支援が同社CSR活動のさらなる向上につながると考え、本拠地スタジアムの命名権取得に加え、今回、ユニフォームスポンサーとして支援することを決定した。

アジア石化市況 エチレンは余剰感で6週ぶり反落

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2019年12月24日

ベンゼン上昇基調を継続も、ナフサ高で採算悪化

 アジア地域の11月第5週の石化市況では、エチレンは6週ぶりに反落し、下値が20ドル/t安、上値が30ドル/t安の800~820ドルでの取引となった。前週まで上昇基調を続けていたが、誘導品の需要停滞が続いていることで、調整局面となっている。スプレッドも

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太陽石油 マンダリンパイレーツの地域貢献活動に協賛

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2019年12月23日

 太陽石油はこのほど、愛媛マンダリンパイレーツの地域貢献活動に協賛した。四国アイランドリーグ所属の愛媛マンダリンパイレーツの選手は10日、今治市内の同社四国事業所の地元小学校を訪れる「小学校登校見守り隊」活動を行った。

朝の挨拶運動
朝の挨拶運動

 同活動では、マンダリンパイレーツの選手たちが、年間50校を目標に愛媛県内の小学校を訪問し、「交通安全指導」や「声かけ挨拶運動」などの「登校見守り活動」を行う。昨年から実施しており、数年かけて県内約280校全ての小学校を訪問する計画だ。

 訪問活動が行われた全ての小学校に対して、同社ブランドキャラクター「ソラトくん」と、愛媛マンダリンパイレーツキャラクターのマッピーが描かれた横断旗・横断幕を進呈することで、日ごろの登下校時の安全指導に役立ててもらう。さらに同日午後には、同じく四国事業所の地元の保育所で、マンダリンパイレーツ河原監督と選手3人による「モアベースボールプロジェクト」活動が行われ、子どもたちの応援にソラトくんも参加して、活動を盛り上げた。

Tバッティングを行う園児
Tバッティングを行う園児

 この取り組みは、マンダリンパイレーツの監督と選手が、愛媛県内の幼稚園や保育園の園児たちに、ボールの投げ方やボールと触れ合うことの楽しさを教える活動。この日は、Tバッティングやキャッチボールのほか、的当て(ストラックアウト)が行われ、園児が1人ずつボールを的に向けて投げた。見事に当てた園児に大きな歓声があがる一方で、当てられなくて悔しがる園児もいるなど、可愛いらしい姿が見られた。

 また、参加した園児にはオリジナルのカラーボールがプレゼントされた。同社は社会貢献活動の一環として、今後も次世代を担う子どもたちの豊かな心の育成のため、こうした活動をこれからもサポートしていく。

塩ビ樹脂 11月は総出荷減も国内出荷に回復の兆し

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2019年12月23日

 塩ビ工業・環境協会(VEC)がこのほど発表した需給実績によると、11月の塩ビ樹脂(PVC)の総出荷量は、2カ月連続のマイナスで推移し前年同月比1%減の14万8500tだった。

 国内出荷は前月に続き減少し同6%減の9万400t、輸出は2カ月ぶりに上昇に転じ同8%増の5万8100tだった。国内出荷を用途別に見ると、電線・その他用は

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クラレ NISSHAと共同で「クラリーノ」の成形技術を開発

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2019年12月23日

 クラレは20日、NISSHA(京都市)と共同で、人工皮革「クラリーノ」を使用した「マテリアルインサート」として、「『マテリアルインサート』with『クラリーノ』」を開発し、両社の販売チャネルを通じて販売を開始すると発表した。

立体的な造形にも対応できる
立体的な造形にも対応できる

 「クラリーノ」は高級感がありながら、機能性やメンテナンス性に優れたクラレの人工皮革。「マテリアルインサート」は布や木など素材の持つ触感や特性を、そのまま活用することが可能な、NISSHAのインサート成形技術である。光透過やタッチスイッチなどの機能付加にも対応できる。

 NISSHAの持つ高度な印刷・成形技術と、「クラリーノ」の持つ素材特性のコラボレーションにより、高い質感と信頼性、美しさを兼ね備えた「『マテリアルインサート』with『クラリーノ』」が生まれた。これにより、「クラリーノ」を自由な形状にインサート成形することができる。

 複雑で立体的な造形や機能付加にも対応し、シームレスかつスタイリッシュなデザインと設計に貢献する。主な対象市場として、CASEの潮流の中で、シームレスな内装や新たなユーザーインターフェースへの需要が高まっている、自動車などのモビリティ、ライフスタイルに調和する外装が求められている、コンシューマー・エレクトロニクスなどを想定している。

経産省 化学企業経営者との懇談会を開催し意見を交換

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2019年12月23日

 経済産業省は20日、都内ホテルで化学企業経営者との懇談会=写真=を開催した。初めに化学業界を代表して、日本化学工業協会の淡輪敏会長(三井化学社長)が開会の挨拶を行った。

経産省と化学業界の懇談会 淡輪会長は「先行き不透明感が増す世界経済の中、化学業界の経営環境は予断を許さない状況にある。政府の諸政策に呼応し、事業基盤

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中国汎用樹脂輸入 10月は4品目で前年比マイナス

2019年12月23日

PE、PPは増加傾向、米国PEは全てプラスに

 貿易統計によると、中国の10月の汎用樹脂輸入はポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)が前月に引き続き前年を上回ったものの、塩化ビニル樹脂(PVC)、ポリスチレン(PS)、ABS樹脂、EPSは前年を下回る結果となった。

 10月の輸入を品目別で見ると、PEは、低密度(LD)が前年同月比

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