本格的な需要期に突入、日本が再びシェアトップ
貿易統計によると、インドの11月の塩ビ樹脂(PVC)輸入量は、前年同月比3.1%増の17万6400tとなった。17万t台を記録するのは四か月ぶりとなる。今年はモンスーン期が後ろ倒しになった影響や、春に大量に流入した中国品在庫が残っていたこともあり、9月まで輸入品への引き合いが弱かった。
しかし、
2023年3月1日
2023年1月25日
2022年11月16日
2022年10月13日
2022年8月3日
モンスーン期前に需要が戻る、中国がシェア1位
貿易統計によると、インドの4月の塩ビ樹脂(PVC)輸入量は、前年同月比19.3%減の16万2500tとなり、5ヵ月連続でマイナスとなった。前年同期比(1―4月期)で見ても16.2%減となっている。仮にこのペースを維持すれば、2022年(暦年)の輸入量は163万t程度となり、昨年実績(約173万t)を約10万tも下回る見通しだ。ただ、11万t台の水準だった1~2月から、3月が15万t台、4月が16万t台と月を追うごとに数量が増えており、モンスーン期(6―9月期)を前に需要が戻ってきたことが伺える。
4月の輸入を国別でみると、
2022年6月20日
2022年4月8日
2022年2月25日
2021年12月17日
需要期を前に需要が回復、日本シェア一位に浮上
貿易統計によると、インドの9月の塩ビ樹脂(PVC)輸入は、前年同月比15.6%減の14万2500tとなった。7、8月は8万t台にまで落ち込んでいたが、大きく数量を伸ばしている。その背景として、モンスーン期(6―9月期)明けの需要期を前に在庫が低下したことや、 “インドPVC輸入 9月は大幅増で14万t台に” の続きを読む
2021年11月8日
市況高騰で買い控えに、日本はシェア2位を回復
貿易統計によると、インドの7月の塩ビ樹脂(PVC)輸入は、前年同月比15.3%減の8万9800tとなった。新型コロナ感染拡大によるロックダウンの影響で輸入量が落ち込んだ昨年6月(5万8600t)以来、13カ月ぶりに10万tを割り込んでいる。
その背景として、PVCの市況が急激に上昇したことで、需要家が買い控えの姿勢を強めたことが挙げられる。春先は、米国寒波の影響で世界的な玉不足となり、需要家が玉確保に動いたため、インドの輸入量も5月(18万1100t)にかけて急増。しかし、市況が大幅に上昇したことで製品価格への転嫁が難しくなり、需要が一気に減少したことで、7月の輸入量は9万tレベルにまで低下する結果となった。
7月の輸入を国別でみると、