インドPVC輸入 4月は16万t台の水準を回復

2022年8月3日

モンスーン期前に需要が戻る、中国がシェア1位

 貿易統計によると、インドの4月の塩ビ樹脂(PVC)輸入量は、前年同月比19.3%減の16万2500tとなり、5ヵ月連続でマイナスとなった。前年同期比(1―4月期)で見ても16.2%減となっている。仮にこのペースを維持すれば、2022年(暦年)の輸入量は163万t程度となり、昨年実績(約173万t)を約10万tも下回る見通しだ。ただ、11万t台の水準だった1~2月から、3月が15万t台、4月が16万t台と月を追うごとに数量が増えており、モンスーン期(6―9月期)を前に需要が戻ってきたことが伺える。

 4月の輸入を国別でみると、

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インドPVC輸入 2月は11万t台の低水準に

2022年6月20日

価格高騰で需要家が様子見、台湾シェア1位回復

 貿易統計によると、インドの2月の塩ビ樹脂(PVC)輸入は、前年同月比16.0%減の11万3100tとなった。これで、3ヵ月連続でマイナスとなり、また2ヵ月連続で11万t台の低水準となっている。昨年10月以降、

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インドPVC輸入 2021年は前年比7%増加

2022年4月8日

コロナ禍から経済が回復、日本品はトップを維持

 貿易統計によると、インドの2021年の塩ビ樹脂(PVC)輸入は、前年比7.1%増の173万2000tとなった。コロナ禍で落ち込んだ2020年は、前年比24.4%減と大幅なマイナスとなったが、インド経済が立ち直ってくるとともにPVCの引き合いが戻ってきている。しかし、コロナ禍前の2019年は、200万tを大きく超える約214万tを輸入しており、それとの比較では約40万tも少ない。

 その背景として、

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インドPVC輸入 11月は17万t台に大幅増

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2022年2月25日

需要期を迎え数量が回復、日本はシェア1位維持

 貿易統計によると、インドの11月の塩ビ樹脂(PVC)輸入は、前年同月比19.2%増の17万1100tとなり、5カ月ぶりにプラスに転じた。モンスーン期(6-9月期)が明けたことでインドは需要期に入っていたものの、9、10月は14万t前後と伸び悩んでいた。それに対し11月は、大幅なプラスとなり、前月比で見ても23.2%増(3万2200t増)となっている。

 アジア域内の各メーカーが、

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インドPVC輸入 9月は大幅増で14万t台に

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2021年12月17日

需要期を前に需要が回復、日本シェア一位に浮上

 貿易統計によると、インドの9月の塩ビ樹脂(PVC)輸入は、前年同月比15.6%減の14万2500tとなった。7、8月は8万t台にまで落ち込んでいたが、大きく数量を伸ばしている。その背景として、モンスーン期(6―9月期)明けの需要期を前に在庫が低下したことや、 “インドPVC輸入 9月は大幅増で14万t台に” の続きを読む

インドPVC輸入 7月は13カ月ぶり10万t割れ

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2021年11月8日

市況高騰で買い控えに、日本はシェア2位を回復

 貿易統計によると、インドの7月の塩ビ樹脂(PVC)輸入は、前年同月比15.3%減の8万9800tとなった。新型コロナ感染拡大によるロックダウンの影響で輸入量が落ち込んだ昨年6月(5万8600t)以来、13カ月ぶりに10万tを割り込んでいる。

 その背景として、PVCの市況が急激に上昇したことで、需要家が買い控えの姿勢を強めたことが挙げられる。春先は、米国寒波の影響で世界的な玉不足となり、需要家が玉確保に動いたため、インドの輸入量も5月(18万1100t)にかけて急増。しかし、市況が大幅に上昇したことで製品価格への転嫁が難しくなり、需要が一気に減少したことで、7月の輸入量は9万tレベルにまで低下する結果となった。

 7月の輸入を国別でみると、

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インドPVC輸入 3月は前年同月比38%増加

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2021年8月4日

市況高騰で玉が集中、日本はシェアトップを継続

 貿易統計によると、インドの3月の塩ビ樹脂(PVC)輸入は、前年同月比37.8%増の18万4800tとなり、2019年12月以降で最高値を記録した。その中において、日本はシェアトップを継続している。

 世界のPVC市場は、昨年後半から海外メーカーのトラブルでタイト化。これを受けインドの輸入量は昨年10月以降、15万t前後と低水準となり、今年に入ってからは2月まで13万t前後で推移していた。こうした中、2月には米国寒波が発生。需給が一段と引き締まり市況が急騰。コンテナ船不足などから域外品の流入が減少した反面、アジアの各メーカーが、市況が高騰しているインドに玉を集中したことで、3月の

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インドPVC輸入 1月は前年同月比20%減に

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2021年6月21日

需給タイトで玉不足、日本はシェアトップを維持

 貿易統計によると、インドの1月の塩ビ樹脂(PVC)輸入は、前年同月比20.4%減の13万tとなり、4カ月連続でマイナス基調を継続した。インドでは、コロナ禍で落ち込んでいたPVC需要が回復傾向を強めている。しかし昨年後半以降、欧米メーカーに相次いでトラブルが発生。世界的に需給バランスがタイト化したことで、輸入玉の減少が継続している。さらに、中国から欧米向けに輸出が活発化したことでコンテナ船が不足し、インド向けの船便が減少したことも背景にある。

 1月の輸入を国別で見ると、

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インドPVC輸入 2020年は前年比24%減

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2021年4月9日

ロックダウンの影響大、日本品はシェアトップに

 貿易統計によると、インドの2020年の塩ビ樹脂(PVC)輸入は、前年比24.4%減の161万7100tとなり、前年(213万9300t)を大きく割り込む結果となった。その要因として、年前半にコロナ禍によるロックダウンの影響を受けたことや、秋には欧米メーカーの生産トラブルで需給タイトになったことなどが挙げられる。ただ、外部環境が著しく悪化する中でも、輸入量は回復基調を見せており、インドのPVC需要は底堅さが伺われる。

 昨年の輸入を国別で見ると、

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インドPVC輸入 6月は前年比68%マイナス

2020年10月8日

モンスーン期で数量大幅減、日本はトップを維持

 貿易統計によると、インドの6月の塩ビ樹脂(PVC)輸入は、前年同月比67.6%減の5万9000tとなり、7カ月連続でマイナスとなった。2017年3月以来となる5万t台を記録している。

 コロナ禍の影響が拡大する中、同国では3月末にロックダウンを実施。その影響を受け4月、5月と約40%の減少で推移していたが、6月は不需要期となるモンスーン期(6~9月)に入ったことで、大きく落ち込む結果となった。上期(1-6月期)で見ても、前年同期比32.1%減の76万2000tとなっており、仮に年後半に回復したとしても2020年(暦年)の輸入量は前年(約214万t)を大きく下回る見込みだ。

 こうした中、これまで3万t前後で推移していた日本品も6月は約3分の1の1万t台となった。ロックダウンの影響で、5月のオファーが成立しなかったことが大きく響いている。

 6月の輸入を国別で見ると、

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