インドPVC輸入 10月は前年比27%マイナス

2021年2月1日

世界的な需給タイトが影響、日本は4万t台維持

 貿易統計によると、インドの10月の塩ビ樹脂(PVC)輸入は、前年同月比26.5%減の14万2000tとなり、再びマイナスとなった。9月は大幅に輸入が増加していたが、10月は前月比で2万7000t減少している。

 コロナ禍の影響が残るものの、不需要期であるモンスーンが明けたことでインドのPVC需要は強い。ただ、欧米メーカーに相次いでトラブルが発生。フォースマジュールを宣言したことで世界的に需給バランスがタイト化となり、市場に玉が出回らなくなった影響が出ている。加えて、コンテナ不足が深刻化したため、インド向けの船便が減少していることも大きな要因だ。

 10月の輸入を国別で見ると、

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塩ビ樹脂 2020年の総出荷は4年連続で160万t超え

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2021年1月29日

 塩ビ工業・環境協会(VEC)がこのほど発表した需給実績によると、2020年(1-12月期)の塩ビ樹脂(PVC)の総出荷量は前年比5.2%減の160万9000tと、4年連続で160万tを上回る高水準で推移した。コロナ禍で国内出荷が同8.6%減の94万2000tと伸び悩む中で、インドを中心に新興国需要をベースとした輸出が2年連続の60万t越えとなる、同微増の66万7000tと好調を継続した。

 国内出荷を用途別に見ると、硬質用が

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財務省 4Q国産ナフサ3万1300円/klと上昇

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2021年1月29日

原油・ナフサ騰勢を強め、1-3月期は大幅増に

 財務省が28日に発表した貿易統計によると、昨年4Q(10―12月期)の国産ナフサ価格は3万1300円/klと、3Q(7―9月期)の3万200円から一段高となり、2期連続で上昇した。4Qは10月3万1900円/kl、11月3万1600円/kl、12月3万600円/klで推移。欧米での新型コロナウイルスの感染が再拡大する中、原油需要減少の観測から下落した油価に連動し、スポットナフサは一時350ドル/tを割り込み、また、為替が円高に振れたこともあり、国産ナフサ価格は下落基調が続いたが、結果的には前期比1100円高と小幅に上昇した。

 10月以降のC&Fジャパン・スポットナフサの月平均価格(弊紙算出基準による)を見ると、

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ポリスチレン 2020年国内出荷は6%減の60万7000t

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2021年1月27日

 日本スチレン工業会がこのほど発表した生産出荷実績によると、2020年(暦年)のポリスチレン(PS)の国内出荷は、前年比6%減の60万6800tと約3万6000t減少した。四半期ごとの推移を見ると、1Q(1-3月期)が前年同期比1%減、2Q(4-6月期)同20%減、3Q(7-9月期)同2%増、4Q(10-12月期)同3%減となっており、新型コロナに関わる緊急事態宣言が発令された2Qに、国内出荷が約3万4000t減少したことが最後まで響いている。

 国内出荷を用途別で見ると、

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ABS樹脂 2020年総出荷は14%減、内需が大幅減

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2021年1月26日

 日本ABS樹脂工業会がこのほど発表した出荷実績によると、2020年(1-12月期)の総出荷量は前年比14%減の29万5400tとなった。国内出荷は同16%減の19万7400t、輸出が同9%減の9万8000tとなったことにより、総出荷は30万tを割り込む結果となった。2Q(4-6月期)に新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けたことで、国内出荷、輸出ともに大きく落ち込んだことが響いた。

 国内出荷を用途別で見ると、

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石化協 MMAモノマーの2020年国内出荷12万2000t

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2021年1月22日

 石油化学工業協会が21日に発表した2020年(1-12月期)のMMA(メタクリル酸メチル)の需給実績によると、モノマーの国内出荷は前年並みの12万1800tとなった。ポリマーの国内出荷は、押出板・注型板向けが前年比18%増の3万600t、成形材料向けが13%減の5万2500tとなった。コロナ対策で

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汎用4樹脂 2020年の国内出荷はすべて前年を下回る

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2021年1月22日

 業界筋によると、2020年(1-12月期)の汎用4樹脂の国内出荷は、低密度ポリエチレン(LDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン(PS)ともに前年の水準を下回った。それに対し輸出は4樹脂ともプラスだった。

 昨年の出荷合計(輸出含む)を品目別で見ると、

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石化協 2020年エチレン生産8%減、平均稼働率93%

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2021年1月22日

 石油化学工業協会が21日に発表した主要石化製品18品目生産実績によると、2020年(1-12月期)のエチレン生産は前年比7.7%減の592万3500tとなった。稼働プラントの年間平均稼働率は92.5%となり、フル操業の目安となる95%を下回っている。

 昨年は各社の定修が重なったことに加え、コロナ禍の影響で石化製品の需要が落ち込み、春先から夏場にかけて稼働が低下したことが背景にある。他の17品目の生産についても、 “石化協 2020年エチレン生産8%減、平均稼働率93%” の続きを読む

カセイソーダ 11月の内需は7%減、輸出は大幅増が継続

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2021年1月21日

 日本ソーダ工業会がこのほど発表したソーダ工業薬品需給実績によると、11月のカセイソーダの内需は前年同月比7.2%減の25万4000tとなり、一昨年5月以降、19カ月連続でマイナスとなった。

 用途別では、

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日本プラスチック板協会 11月のPC平板出荷は1347t

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2021年1月20日

 日本プラスチック板協会はこのほど、ポリカーボネート(PC)平板・波板、硬質塩化ビニル(PVC)平板・波板の11月需給実績を発表した。

 それによると、▽PC平板=生産1311t、内需1346t、輸出1t、出荷合計1347t、在庫5823t(前月比1%減)▽PC波板=生産863t、内需894t、輸出0t、出荷合計894t、在庫2912t(同1%減)

 ▽硬質PVC平板=生産1307t、内需1214t(工業用684t、一般用530t、建材用0t)、輸出38t、出荷合計1252t、在庫2035t(同3%増)▽硬質PVC波板=生産454t、内需534t、輸出0t、出荷合計534t、在庫1817t(同4%減)、となった。