財務省 7月の輸入ナフサ価格はCIF2万5000円/kl

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2020年8月31日

 財務省が28日に発表した貿易統計によると、7月の輸入ナフサ価格は338.97ドル/t、CIF2万5000円/kl(為替レート:107.2円/米ドル)となった。なお、諸チャージ「2000円」を加算した国産試算価格は2万7000円/kl。

 7月の輸入ナフサ価格は、ドルベースで前月比90.58ドル高、円ベースでは6500円高と、いずれも5カ月ぶりに上昇。国産試算価格は32%高と大きく反発した。

 スポットナフサの月平均価格は、4月194ドル/t、5月267ドル/t、6月360ドル/t、7月393ドル/tと4月以降は上昇基調にあり、足元では415ドル/t前後で推移している。2Q(4-6月期)は2万5000円/klと大幅に下落した国産ナフサだが、3Q(7-9月期)は上昇に転じる見込み。

財務省輸入7月財務省輸出7月

財務省バランス7月

 

ポリスチレン 値下げ効果が大きく7月の国内出荷は1%増

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2020年8月28日

 日本スチレン工業会がこのほど発表した需給実績によると、7月のポリスチレン(PS)の国内出荷は、前年同月比1%増の5万5600tと、4月以来3カ月ぶりに5万t台を回復した。その要因として、7月にPS価格が値下げされたことや、コロナ禍の影響が弱まり需要が増加したことが挙げられる。

 PSは原料価格や為替などを考慮し、四半期ごとに価格改定を行っている。4-6月期に原料ベンゼン価格が大きく下落したことから、7月からの大幅値下げが想定されていた。買い控えていたユーザーが調達に動いたと見られ、前月比では26%増と大幅プラスとなっている。また、行動制限が解除されたことで、食品包材や雑貨をはじめ、全ての用途で需要が回復傾向となっている。

 用途別で見ると、包装用が

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塩ビ樹脂 7月の総出荷は6%減、輸出増も国内は20%減

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2020年8月27日

 塩ビ工業・環境協会(VEC)がこのほど発表した需給実績によると、7月の塩ビ樹脂(PVC)の総出荷量は前年同月比6.2%減の14万600tとなりマイナスに転じた。輸出は同17.0%増の6万5100tと、今年の最高値を2カ月連続で更新。主要輸出先であるインドでの段階的なロックダウン解除に伴い、経済活動が活発化する同国向けを中心に輸出が伸長したようだ。

 一方、国内出荷は同20.0%減の7万5500tと10カ月連続で前年実績を割り込んだ。依然コロナ禍の影響が大きく、5月以降は3カ月連続で前年水準の80%台で推移する。

 用途別では、硬質用

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ABS樹脂 7月の総出荷は29%減、6月からは持ち直しに

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2020年8月26日

 日本ABS樹脂工業会がこのほど発表した出荷実績によると、7月の総出荷量は前年同月比29%減の2万1300tとなった。国内出荷は同35%減の1万3800tとなり、輸出も同14%減の7500tとなった。ただ、前月比で見ると国内出荷18%増、輸出22%増と大きく改善しており、5月を底に持ち直し傾向にある。国内外ともに、コロナ禍の影響を受けていた自動車や家電の生産が回復してきたことを反映した。

 7月の国内出荷を用途別で見ると、車輌用が

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カセイソーダ 6月の内需は5%減、輸出は大幅な減少

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2020年8月25日

 日本ソーダ工業会がこのほど発表したソーダ工業薬品需給実績によると、6月のカセイソーダの内需は前年同月比4.8%減の23万4400tと、昨年5月以降、14カ月連続でマイナスとなった。

 用途別では、化学工業用が

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合成ゴム 5月の出荷量は全品目で減少基調を継続

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2020年8月24日

コロナ禍の影響が拡大、対面業界の稼働が低水準

 合成ゴム工業会がこのほど発表した生産・出荷・在庫実績によると、5月の合成ゴムの出荷量は前年同月比45.1%減の6万600tだった。これで、8カ月連続で前年割れとなる。4月は、コロナ禍の影響により全品目で軒並み大幅なマイナスとなったが、5月はさらにもう一段落ち込んでおり、合成ゴム事業の環境悪化が深刻化していることを示す結果となった。

 品目別で見ると、SBRは

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石化協 7月のMMAモノマー国内出荷は22%減に

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2020年8月21日

 石油化学工業協会が20日に発表した7月のMMA(メタクリル酸メチル)の需給実績によると、モノマーの国内出荷は前年同月比22%減の9000t。ポリマーの国内出荷は、押出板・注型板向けが

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汎用4樹脂 7月の国内出荷は前年比マイナスも改善傾向

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2020年8月21日

 業界筋によると、7月の汎用4樹脂の国内出荷は、低密度ポリエチレン(LD)、高密度ポリエチレン(HD)、ポリプロピレン(PP)は前年同月比でマイナスを継続。6月に引き続き単月の出荷量として近年では最低レベルの出荷となった。

 特にLD、HDではフィルム分野を中心にほとんどの分野で出荷が減少している。PPは射出成型分野の減少が続いているが、フィルム分野、繊維向けの出荷では持ち直しが見られる。ポリスチレン(PS)は、前年の出荷が総じて低レベルだったこともあり、包装分野、雑貨・産業分野での出荷増から僅かながらプラスとなった。

 一方、前月比では、4樹脂ともプラスとなった。定修による供給ネックが解消されたことに加え、消費マインドや製造業の生産活動が改善されたことが背景にある。

 7月の品目別の出荷合計は、LDは

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石化協 7月のエチレン生産は3%減、稼働率は94%に

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2020年8月21日

 石油化学工業協会が20日に発表した主要石化製品18品目生産実績によると、7月のエチレン生産は前年同月比3.0%減の50万900tだった。稼働プラントの平均稼働率は93.8%と前月(92.2%)から1.6ポイント上昇し、好不調の節目となる90%台を2カ月連続で上回った。定修は、昨年の1プラントに対し、今年は3プラントで行われている。

 エチレン以外の品目についても

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OPPフィルム 6月の国内出荷は前年同月比4%増

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2020年8月20日

 日本ポリプロピレンフィルム工業会がこのほど発表した需給実績によると、6月のOPP(延伸ポリプロピレン)フィルムの国内出荷は前年同月比4%増の1万8100tとなり、2カ月ぶりにプラスに転じた。

 用途別では、食品用が

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