中国汎用樹脂輸入 8月は5品目がプラスを継続

2020年10月5日

PVCは勢いが止まらず、米国のPEも増加基調

 中国の8月の汎用樹脂輸入は、5品目がプラスを継続し、引き続き中国経済が回復基調にあることを示す結果となった。塩ビ樹脂(PVC)は、前年同月比2.5倍と6月以降は勢いが止まらない状況にあり、政府補助金によるインフラ整備や住宅着工の進展が伺われる。またABS樹脂も6月以降は2桁増を継続しており、自動車や家電といった最終製品の生産が高稼働になっていると見られる。それに対しポリエチレン(PE)は、一桁台の伸びに留まった。前月まで大幅に数量を伸ばしていたことから調整が入ったと見られるが、樹脂によって傾向に違いが出てきている。

 8月の輸入を品目別で見ると、

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OPPフィルム 8月の国内出荷は前年同月比9%減

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2020年10月2日

 日本ポリプロピレンフィルム工業会がこのほど発表した需給実績によると、8月のOPP(延伸ポリプロピレン)フィルムの国内出荷は前年同月比8.6%減の1万5400tとなり、2カ月連続でマイナスとなった。

 用途別では、食品用が

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財務省 8月の輸入ナフサ価格、CIF2万9500円/kl

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2020年10月1日

 財務省が9月29日に発表した貿易統計によると、8月の輸入ナフサ価格は401.39ドル/t、CIF2万9500円/kl(為替レート:105.9円/米ドル)となった。なお、諸チャージ「2000円」を加算した国産試算価格は3万1500円/kl。

 8月の輸入ナフサ価格は、

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塩ビ樹脂 8月の総出荷は5%増、国内減も輸出が大幅伸長

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2020年9月28日

 塩ビ工業・環境協会(VEC)がこのほど発表した需給実績によると、8月の塩ビ樹脂(PVC)の総出荷量は前年同月比5.4%増の13万7200tとなり2カ月ぶりにプラスとなった。輸出は同24.7%増の7万2600tと、今年の最高値を3カ月連続で更新。主要輸出先であるインドを中心に需要回復が見られ、前月との比較でも11.4%と大きく伸長している。

 一方、国内出荷は前年同月比10.2%減の6万4600tと11カ月連続で前年実績を割り込んだ。依然コロナ禍の影響が大きく、5月以降は4カ月連続で前年水準の80%台で推移する。

 用途別では、

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ポリスチレン 8月の国内出荷は6%減、季節要因で弱含み

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2020年9月25日

 日本スチレン工業会がこのほど発表した需給実績によると、8月のポリスチレン(PS)の国内出荷は、前年同月比6%減の4万4000tと、2カ月ぶりに4万t台前半となった。その背景として、もともと8月はお盆休みなどにより稼働日数が少ないといった季節要因があること、大幅値下げにより7月の国内出荷が急増したことによる調整が入ったことなどが挙げられる。

 用途別で見ると、包装用が

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経産省 7月のエチレン換算輸出入は14万1000tの出超に

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2020年9月23日

 経済産業省が17日に発表したエチレン換算輸出入実績によると、7月は14万1000tの出超となった。エチレン換算輸出は前年同月比6.6%減の19万8100tとなり、再びマイナスとなっている。ポリエチレン(低密度、高密度)、塩化ビニル(樹脂、モノマー)、スチレンモノマーなどは2桁プラスとなったが、主要輸出品目のエチレンが同47.9%減となったことが大きく響いた。

 一方、輸入も

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経産省 8月のエチレン生産は6カ月連続でマイナスに

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2020年9月23日

 経済産業省が17日に発表したエチレン生産速報によると、8月の生産量は前年同月比1.5%減の54万3000tとなり、6カ月連続で前年実績を下回った。ただ前月比では、8.4%増とプラスを継続している。

 とはいえ、前年同月は定修が1プラントだったのに対し、8月は定修がなかったことを踏まえると、需要の減少から稼働率が上がらなかったと見られる。

経産省 エチレン用輸入ナフサは2万9000円と一段高に

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2020年9月23日

 経済産業省が17日に発表したエチレン用輸入ナフサ通関実績によると、8月の輸入単価は399.2ドル/t、円換算で2万8948円/kl(為替:105.9円/ドル)となり、前月の2万4100円から一段高となった。

 ドルベースでは前月比69.7ドル高、円換算でも同4851円高となり、いずれも2カ月連続で値上がりした。

石化協 8月のMMAモノマー国内出荷は前年並みに

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2020年9月18日

 石油化学工業協会が17日に発表した8月のMMA(メタクリル酸メチル)の需給実績によると、モノマーの国内出荷は前年同月比1%減の7500t。ポリマーの国内出荷は、押出板・注型板向けが

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汎用4樹脂 8月の国内出荷は2カ月ぶりに全樹脂がマイナス

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2020年9月18日

 業界筋によると、8月の汎用4樹脂の国内出荷は全樹脂が揃って前年同月比マイナスとなった。低密度ポリエチレン(LD)、高密度ポリエチレン(HD)、ポリプロピレン(PP)は減少傾向を継続し、ポリスチレン(PS)は2カ月ぶりに前年を下回った。引き続き近年の出荷量としては低レベルの出荷となった。

 ポリオレフィンでは、主用途のフィルム分野で、LDは減少幅が縮小したものの、HDは依然として低調に推移。PPは前月に一時的な増加が見られたが、再び前年割れとなった。フィルム以外の用途では、PPの射出成形分野の出荷が輸送機械産業の操業正常化に伴って減少幅が縮小した。PSは包装分野の出荷が前年並みに落ち着く一方で、雑貨・産業分野などの減少からマイナスとなった。前月比では、夏季休暇による稼働日減少もあり、4樹脂ともに大幅なマイナスとなった。

 8月の品目別の出荷合計は、LDは

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