汎用4樹脂 2019年の国内出荷はPPのみ前年上回る

2020年1月24日

 業界筋によると、2019年(1-12月期)の汎用4樹脂の国内出荷は、ポリプロピレン(PP)のみ前年を上回り、低密度ポリエチレン(LDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、ポリスチレン(PS)の3品目は前年の水準を下回った。

 Pは輸出が

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石化協 2019年エチレンの生産は4%増、平均稼働率95%

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2020年1月24日

 石油化学工業協会が23日に発表した主要石化製品18品目生産実績によると、2019年(1-12月期)のエチレン生産は前年比4.2%増の641万7100tとなった。稼働プラントの年間平均稼働率は95.4%となり、この4年間は

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VEC 2019年の塩ビ樹脂総出荷は3年連続で160万t突破

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2020年1月23日

 塩ビ工業・環境協会(VEC)が22日に発表した需給実績によると、2019年(1-12月期)の塩ビ樹脂(PVC)の総出荷量は前年比5%増の169万7000tとなり、3年連続で160万tを上回る高水準で推移した。

 インドをはじめ新興国需要をベースとした輸出が2年ぶりに60万tを超え、同17%増の66万6000tと大きく伸長し、総出荷の増加をけん引した。

 一方、国内出荷は

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日本スチレン工業会 ポリスチレンの2019年国内出荷は3%減

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2020年1月22日

 日本スチレン工業会が21日に発表した生産出荷実績によると、2019年(暦年)のポリスチレン(PS)の国内出荷は、前年比3%減の64万3千tと約1万9千t減少した。

 同日開催の定例会見で、佐藤公会長(PSジャパン社長)は「減少分のうち約8千tは輸入品増加の影響によるものだが、残りについては長梅雨や

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経産省 11月のエチレン換算輸出入、輸入が10ヵ月ぶりに増加

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2020年1月20日

 経済産業省が16日に発表したエチレン換算輸出入実績によると、11月は16万4100tの出超となった。

 エチレン換算輸出は前年同月比5・2%増の23万4900tとなり、14カ月連続でプラス。輸出上位品目の中では、最大輸出品目のエチレンや

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経産省 12月のエチレン生産は2ヵ月ぶりにプラス

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2020年1月20日

 経済産業省が16日に発表したエチレン生産速報によると、12月の生産量は前年同月比0.3%増の56万4000tとなり、9カ月ぶりに前年実績を下回った前月からプラスに転じた。前月比でも2・3%増となり、2カ月ぶりにプラスとなった。前年同月は定修を行っていたプラントがなく、当月も定修を行っていたプラントはなかった。

カセイソーダ 11月の出荷合計は3ヵ月ぶりに減少

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2020年1月17日

 日本ソーダ工業会がこのほど発表したソーダ工業薬品需給実績によると、11月のカセイソーダの出荷合計は、前年同月比14%減の33万1000tだった。

 内需は同7%減の27万4000tと、

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ポリスチレン 11月の国内出荷は8%減、5ヵ月連続で減少

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2020年1月14日

 日本スチレン工業会がこのほど発表した需給実績によると、11月のポリスチレン(PS)の国内出荷は、前年同月比8%減の5万3900tで、5カ月連続でマイナスとなった。

 用途別では、包装用が

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OPPフィルム 11月の国内出荷は4ヵ月連続で減少

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2020年1月9日

 日本ポリプロピレンフィルム工業会がこのほど発表した需給実績によると、11月のOPP(延伸ポリプロピレン)フィルムの国内出荷は、前年同月比8%減の2万400tとなり、4カ月連続でマイナスとなった。

 用途別では、食品用が同8%減の

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国内のエチレンセンター 昨年もほぼフル稼働

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2020年1月9日

内需は堅調も、アジア市場変調で先行き不透明

 国内のエチレンセンターの稼働率は、2019年1~11月平均で95.4%となっており、通年でもほぼフル稼働となったようだ。仮にこのペースを維持すれば、昨年のエチレン生産量は、640万t程度(2018年は615万6000t)と想定される。

 その背景として、汎用樹脂を中心に国内需要が堅調さを維持していることに加え、輸出量が2018年から回復したことが挙げられる。生産量に占めるエチレン輸出の割合は、10月までの平均で10.9%と、2016、17年並みで推移した。アジアのスポット市況は軟化傾向にあるが、長期契約を結んでいる顧客向けに輸出されていたと見られる。

 一方、2019年は、フル稼働の目安とされる95%稼働を下回った月が、11月までで6月(94.9%)、8月(93.8%)、9月(93.2%)、10月(94.6%)の4回となった。2018年は、29カ月ぶりに95%割れとなった7月を含め2回だったが、昨年はさらに増加したことになる。稼働率は高水準を維持しているものの、これまでとは潮目が変わりつつあると言えるだろう。

 2020年についても、アジア市場が変調しており、先行き不透明な状況だ。内需はオリンピック景気もあり引き続き堅調に推移すると見られるが、アジアでは中国景気が減速する中、石化の大型設備が稼働を開始するなど供給に余剰感が強まっている。特にポリエチレン(PE)は、米国シェール由来品や中東品などの流入が加速しており、需給バランス悪化に拍車を掛けるとの見方が強い。

 さらに、昨年サウジアラビアの石油施設が攻撃されたことを契機に、ナフサ価格が上昇傾向にあることも懸念材料。これらの要因で石化製品のスプレッド悪化が進む可能性もあり、今後、減産の動きが出てくるとの指摘もある。こうした状況下、わが国エチレンセンターが2020年の年間を通して高稼働を維持できるか注目される。