三菱ケミカルグループ OPSを値上げ、11月の価格改定に追加

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2022年12月12日

 三菱ケミカルグループは9日、二軸延伸ポリスチレンシート(OPS)「サントクリア」「ソフトクリア」について、2023年2月1日から値上げすると発表した。改定幅は「10円/kg以上」。

 昨今、原油価格をはじめとするエネルギー費用の上昇などを背景に、ユーティリティー費用、物流費、副資材費などの諸費用の上昇により、事業収益が大きく圧迫されている。

 こうした中、同社グループは、継続的なコスト削減に鋭意努力してきたものの、現在の価格体系では安定的な製品供給が困難と判断し、11月に表明した「10円/kg以上」の価格改定に追加するかたちで値上げを決定した。

東ソー トルエンとキシレン値上げ、採算是正で来年から

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2022年12月12日

 東ソーは9日、トルエンとキシレンを2023年1月1日納入分から、フォーミュラ価格のベースアップとして「10円/kg」値上げすると発表した。

 同社は、これまで事業採算性改善に向けてあらゆるコスト削減策を実施し、製品の安定供給に努めてきたが、近年の修繕費用増加などによる固定費の上昇、ユーティリティコストの上昇により、対象製品の事業採算が大幅に悪化している。

 こうしたコストの上昇は、自助努力のみでの改善には限界があることから、今回、安定供給継続のため価格改定の実施を決めた。

米国PE輸出 9月は7ヵ月ぶりに90万t割れ

2022年12月9日

前年比はプラス基調を継続、中国向けは大幅増に

 貿易統計によると、米国の9月のポリエチレン(PE)輸出は、前年同月比27.8%増の87万4000tとなり、8ヵ月連続でプラスを継続した。ただ、前月までの勢いが弱まっており、7ヵ月ぶりに90万tを割り込んでいる。コロナ禍による物流の混乱が解消され、米国PEメーカーは世界各国に向けて輸出する動きを強めている。

 こうした中、

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塩ビ 12月のインド向け輸出、前月比80ドル安

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2022年12月8日

モンスーン期明けで需要回復も、供給増で先安観

 塩ビ樹脂(PVC)の12月分のアジア輸出価格は、インド向けが前月比80ドル安の770ドル/t、中国その他向けが同55ドル安の725ドル/tで決着した。インド向けが

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クラレ 活性炭と関連製品を値上げ、原料高騰で来年から

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2022年12月7日

 クラレは6日、活性炭ならびに関連製品全般について、2023 年1月1日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は、石炭系活性炭が「15%」、ヤシ殻系活性炭および関連製品が「15~50%」。

 活性炭の主要原料である石炭は世界的に需給バランスがひっ迫し、価格が高騰するとともに、原料の安定調達が困難な状況となっている。ヤシ殻についても、需給バランスのひっ迫による価格の高止まりに加え、原料の安定調達が困難な状況が続いている。

 さらに、活性炭関連商品の副資材・部材は、昨今の急激な為替変動の影響を受け、調達価格が急激に上昇。活性炭製造設備の維持・更新費用の増加に伴う製造コストの上昇も重なり、自助努力によるコスト吸収の範囲を超えるものとなっている。

 こうした中、同社は採算改善を行い、安定供給を維持するため、価格改定の実施を決めた。