アジア石化市況 エチレン上昇もほぼ前週並みに

2022年12月27日

ベンゼンとSMは反発、キシレン軟化傾向が継続

 アジア地域の11月第2週の石化市況では、エチレンは前週比5ドル高の885ドル/tで取引された。需要家の間で積極的な買いが見られていないこともあり、市況は同水準が続いている。スプレッドは、

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三菱ケミカルグループ アクリル酸製品を値上げ、コストが上昇

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2022年12月27日

 三菱ケミカルグループは26日、アクリル酸製品について、2023年1月11日出荷分から値上げすることを決定し、取引先との交渉を開始したと発表した。対象製品は、「アクリル酸」「アクリル酸ブチル」「アクリル酸2エチルヘキシル」「アクリル酸メチル」「アクリル酸イソブチル」で、改定幅はいずれも「25円/kg以上」。

 同社グループは今年6月に価格改定を発表したが、その後も当該製品の製造にかかる電気・蒸気など用役費の高騰が継続している。さらに昨年から、当該製品に関わる修繕費を含む固定費、助剤および物流費が上昇している。同社は、今後も安定的な供給を継続するために、価格改定を実施せざるを得ないと判断した。

 

アクリロニトリル 各社減産も需給悪化が解消せず

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2022年12月26日

中国の景気低迷が長期化、市況1500ドル前後

 ABS樹脂やアクリル繊維などの原料であるアクリロニトリル(AN)は、足元のアジアのスポット市況が1500ドル前後で推移している。需要の悪化に対応し、各社は減産に取り組んでいるものの、需給バランスに改善の兆しが見えていない。

 中国は例年、

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KHネオケム 各種化学品を値上げ、原料価格が高騰

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2022年12月23日

 KHネオケムは22日、各種化学品について、2023年1月1日納入分から値上げすると発表した。対象製品は、キョーワノイック‐N、ノナノール、トリデカノールで、改定幅は「20円/kg以上」。

 当該製品は、修繕費やエネルギーコストの上昇、および国際的な需給ひっ迫や為替の影響により、原料価格が高騰するなど厳しい事業環境となっている。同社は、今後も安定供給を維持していくため、価格改定を実施せざるを得ないと判断した。

 

クラレ メタクリル樹脂成形材料を国内外で値上げ

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2022年12月22日

 クラレは21日、メタクリル樹脂成形材料「パラペット」を、2023年1月10日出荷分から国内外で値上げすると発表した。改定幅は国内向けが「20%以上」、輸出向けが「10%以上」。

 対象製品については、主要原材料やユーティリティ、物流費用などを含む各種コストが上昇しており、自助努力によるコスト吸収の範囲を超えるものとなっている。こうした事業環境下、同社は採算改善を行い、安定供給を維持するために、価格改定の実施を決めた。

三菱ケミカルグループ オキソ製品を値上げ、コスト上昇に対応

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2022年12月22日

 三菱ケミカルグループは21日、オキソ製品について、2023年1月4日出荷分から値上げすることを決定し、取引先との交渉を開始したと発表した。

 対象製品は、オキソ製品(2‐エチルヘキサノール、ノルマルブタノール、イソブタノール、ノルマルブチルアルデヒド、イソブチルアルデヒド、イソノニルアルコール)で、改定幅は「20円/kg以上」。

 同社グループは6月に価格改定を発表した。しかしその後も、製造にかかる電気・蒸気など用役費の高騰が継続している。さらに昨年から、修繕費を含む固定費、助剤および物流費が上昇している。同社は、今後も安定的な供給を継続するため、価格改定を実施せざるを得ないと判断した。

 

東ソー 液体塩素を値上げ、「20円/kg以上」で実施

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2022年12月22日

 東ソーは21日、液体塩素を2023年1月25日出荷分から「20円/kg以上」値上げすると発表した。対象製品については、国内需要が堅調な中で国内市場は今後もタイトに推移すると想定されている。

 一方、修繕費などの固定費、ユーティリティコスト、物流費といった同製品の製造・販売関連コストは大幅に上昇しており、同社の事業採算は著しく悪化している。

 同社は国内電解メーカーとして、これまで国内の取引先に対し、液体塩素の安定供給に努めてきたが、こうした状況下、国内需要に対して安定生産・安定供給を継続するためには、今回の価格改定が必要と判断した。