三井化学 アクリルアマイド値上げ、原料高騰で年明けに

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2022年11月28日

 三井化学は25日、アクリルアマイド(固形換算)を、2023年1月1日出荷分から「20円/kg以上」値上げすると発表した。

 アンモニア価格の高騰を受け、対象製品の原料アクリロニトリルの価格が上昇を継続。原燃料費の上昇も加わり、用役費や物流費も高騰が続いている。こうした中、同社はコスト削減に取り組むものの、自助努力のみのコスト吸収は困難とし、値上げを決めた。同製品の価格改定は2年ぶり。前回は2021年1月に実施した。

アジア石化市況 エチレン続落でスプレッドが悪化

2022年11月24日

国慶節休暇が影響、芳香族は原油高で大幅な上昇

 アジア地域の10月第1週の石化市況では、エチレンは前週比45ドル安の835ドル/tで取引された。中国が国慶節休暇に入る中、域内の設備が定修明けで稼働を再開したことや、安価な域外品が流入していることもあり、下げ幅を広げている。

 ナフサとのスプレッドも

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エチレンセンター 1-9月平均稼働率90%割れ

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2022年11月17日

内需低迷で稼働調整、アジア向け輸出も大幅減少

 石油化学工業協会の統計によると、わが国エチレンセンターは、1-9月期の平均稼働率が89.5%となり、景況の判断基準となる90%を下回った。

 今年は各社の定修が重なる定修年に当たるため、稼働率や

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DIC 共押出多層フィルムを値上げ、コスト増を転嫁

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2022年11月17日

 DICは16日、共押出多層フィルム「DIFAREN」全銘柄について、12月1日納入分から値上げすると発表した。改定幅は「一連(500㎡)あたり200円」(厚み20㎡換算)。

 長期化するロシア・ウクライナ問題などの影響で、世界各地で電力や燃料などのエネルギー価格が高騰している。また、電力料金の値上げに伴い製造コストが増加し、さらに燃料価格の高騰を受け物流コストも増加している。

 同社は、これらのコスト増加分が、効率化などの自助努力で吸収できる範囲を超えていることから、今後の事業継続のためには、製品価格に転嫁せざるを得ないと判断した。