KHネオケム ブチセル系製品を値上げ、海外市況が高騰

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2022年3月11日

 KHネオケムは9日、ブチセル系製品について、今月22日納入分から値上げすると発表した。対象製品は「ブチセル」「ブチセノール20」「ブチセノール20‐P」「ブチセノール20‐S」で、改定幅はいずれも「30円/kg以上」。

 原燃料価格が上昇し、ブチセル系製品の海外市況が高騰している。同社は、製品の安定供給体制を維持・確保するため、値上げせざるを得ないと判断した。

 

ポリスチレン各社 4月から値上げ、2四半期ぶり

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2022年3月10日

ナフサ・ベンゼンが騰勢を継続、採算是正を図る

 ポリスチレン(PS)メーカー3社の原料高に対応した2四半期ぶりの値上げが出揃い、4月1日の実施に向けユーザーとの交渉が本格化している。改定幅は、

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塩ビ 3月のインド向け輸出価格、4ヵ月ぶりに上昇

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2022年3月9日

市場に底打ち感、農業用パイプなどの需要が回復

 塩ビ樹脂(PVC)の3月分のアジア輸出価格は、インド向けが前月比90ドル高の1740ドル/t、中国その他向けは同50ドル高の1310ドル/tで決着した。台湾大手メーカーも、

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三菱ケミカル MMA、MAAなど値上げ、今年2月以来

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2022年3月9日

 三菱ケミカルと三菱ケミカルメタクリレーツは8日、MMA(メタクリル酸メチル)、MAA(メタクリル酸)、メタクリル酸エステル類の国内価格について、4月1日出荷分からの値上げを決め、取引先との交渉を開始したと発表した。改定幅はMMA、MAA、メタクリル酸エステル類(BMA、HEMAなど)とも「25円/kg以上」。

 同社は、主要原料の1つであるナフサ価格の上昇などを背景に、今年2月1日出荷分から当該製品の価格改定を行った。しかしその後も国産ナフサ価格は高騰し、7万円/klを超える水準まで達している。加えて、アンモニア価格の上昇、原油高や天然ガス価格高騰によるユーティリティコストの上昇、物流費、その他副原料の上昇で、MMAとその誘導品の製造コストはさらに上昇している。

 同社は、今後も国内顧客へ良品質の製品を安定的に供給していくために、値上げせざるを得ないと判断した。

JNC オキソ誘導品を値上げ、安定供給体制を維持

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2022年3月9日

 JNCは8日、オキソ誘導品について今月22日出荷分から値上げすると発表した。対象製品は、ノルマルブチルアルデヒド(NBA)、イソブチルアルデヒド(IBA)、オクタノール(OA)、ノルマルブタノール(NBO)、イソブタノール(IBO)、CS‐12、CS‐16、オクチル酸、酢酸イソブチルで、改定幅はいずれも「45円/kg以上」。

 同社は、国産ナフサ価格が第2四半期(4-6月期)には7万円/klを超える想定の下、先月から国内各需要家に対し値上げ交渉を行ってきた。しかし、直近の国産ナフサ価格の騰勢は8万円/klを超える想定に達している。また、荷造費や燃料高騰による物流費の上昇も続いており、自助努力によるコスト上昇の吸収は極めて困難な状況にある。

 こうした状況を鑑みて、同社は、需要家への安定供給体制を維持するために、さらなる値上げが避けられないと判断し、今回、改定幅の修正を決定した。

昭和電工 液体塩素を値上げ、安定供給体制を維持

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2022年3月9日

 昭和電工は8日、液体塩素について4月1日納入分から値上げすると発表した。改定幅は「10円/kg以上」。

 液体塩素は、塩素化合物の原料として用いられる基礎化学品。化学製品や電子部品の製造工程に用いられるほか、医薬・農薬の原料およびその製造工程など、様々な分野で広く使用されている。液体塩素を取り巻く事業環境は、昨今の世界的なインフレによる電力コストや輸送費などの上昇に伴い、厳しい状況が続いている。

 こうした中、同社は、これまで製造原価の低減や物流の効率化などによるコストダウンに努めてきたが、製品の安定供給体制を維持するために値上げせざるを得ないと判断した。