アジア石化市況 エチレンは約3カ月ぶりに反転

2020年5月19日

芳香族は弱含み、SMは川下製品回復で再び上昇

 アジア地域の4月第5週の石化市況では、エチレンは、下値65ドル高、上値30ドル高の385~410ドル/tでの取引となった。1月第5週以来、約3カ月ぶりに反転している。中国では新型コロナの影響を抑え、経済が回復傾向にある。そうした中、クラッカーが定修を控えていることもあり先高観から買いが入っているようだ。

 スプレッドも、ナフサ価格の上昇が鈍いこともあり、

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アジア石化市況 エチレンは需給悪化で一段安に

2020年5月12日

芳香族はベンゼンのみ下落、SMも4週ぶり反落

 アジア地域の4月第4週の石化市況では、エチレンは、下値30ドル安、上値50ドル安の320~380ドル/tと一段安での取引となった。新型コロナウイルス感染が拡大したことで、アジア地域の誘導品需要が弱まっている。

 こうした中、経済活動の再開の動きが出てきた中国向けに域外品の流入が続いており、需給バランスが大きく悪化している状況だ。スプレッドも、

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JXTGエネルギー 5月のベンゼンACPは325ドル

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2020年5月8日

 JXTGエネルギーは7日、5月分のベンゼンACP(アジア契約価格)を325ドル/tで決着したと発表した。4月のアジア・ベンゼン市況は、原油価格に連動して前月比で下落。こうした市場環境を反映し、5月ACPは前月比10ドル/t安で決着した。

 なお、国内価格換算想定値は、39.9円/kgになる。

 

アジア石化市況 プロピレンは誘導品増加で反転

2020年4月28日

芳香族は原油高で上昇、SMはスプレッドが悪化

 アジア地域の4月第2週の石化市況は、OPECの減産期待が高まり、原油・ナフサ価格が持ち直したことから、芳香族を中心に上昇した。ナフサ市況は前週比6ドル高の193ドル/tと7週ぶりに反転している。エチレンは、下値ステイ、上値60ドル安の

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塩ビ樹脂 5月のインド向け輸出、オファー価格なし

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2020年4月27日

コロナ影響によりロックダウン、経済活動が停滞

 塩ビ樹脂(PVC)の5月分のアジア輸出価格は、インド向けがオファー価格なし、中国その他向けが前月比160~170ドル/t安のCFR630~640ドル/tで決着した。台湾大手メーカーも、インド向けオファー価格なし、中国向け

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ポリスチレン 3月の内需は11カ月ぶりにプラス  

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2020年4月22日

コロナ影響拡大、巣ごもり消費も先行き不透明に

 ポリスチレン(PS)は、3月に入り出荷量が増加している。スチレン工業会の発表によると、3月の内需(国内出荷)は前年同月比6%増の5万7400tとなり、昨年4月以来11ヵ月ぶりにプラスとなった。

 用途別に見ても、電機・工業用(同1%減)が

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