アジア石化市況 エチレン続騰で840ドル/tに

2020年10月6日

ブタジエン12週連続上昇、SMも上昇基調継続

 アジア地域の9月第3週の石化市況では、エチレンは下値、上値とも40ドル高の840~860ドル/tでの取引となった。8月第3週の680ドル/tを底値に反転し、4週連続での上昇となる。

 アジア地域では、中国経済の回復に伴いポリエチレンの需要が堅調に推移。こうした中、クラッカーの定修が集中していることや域外品が減少していることで、需給バランスがタイト化している。スプレッドも、

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三井化学 12月1日からEPT全銘柄を値上げ

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2020年10月1日

 三井化学は30日、自動車部品や電線ケーブル、その他の工業部品などに用いられるEPT(エチレン・プロピレン・ターポリマー)「三井EPT」の全銘柄を12月1日納入分から値上げすると発表した。改定幅は、国内が「20円/kg以上」、海外が「200USドル/t以上」。同製品の著しく増大する、生産設備の保全・修繕費、環境・安全対策費などの是正を図る。

 同社では、あらゆるコストダウンに懸命に取り組んでいるが、自助努力で吸収できる水準を超えている状況にある。同製品を継続的に安全・安定生産し、安定供給するため、価格改定を実施せざるを得ないと判断した。

アジア石化市況 エチレン強含みで800ドル回復

2020年9月29日

ブタジエンも700ドルに、SMは3週連続で上昇

 アジア地域の9月第2週の石化市況では、エチレンは下値50ドル高、上値30ドル高の800~820ドル/tでの取引となった。下値、上値とも800ドル台となるのは、7月第3週以来8週ぶりとなる。ハリケーン影響により米国の石化プラントが出荷を停止したことでタイト感が高まり、エチレンは強含んでいる。

 スプレッドも、

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塩ビ樹脂 10月のインド向けは前月比150ドル高

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2020年9月28日

海外メーカーがFM宣言、世界的な需給タイトに

 塩ビ樹脂(PVC)の10月分のアジア輸出価格は、インド向けが前月比150ドル高のCFR1100ドル/t、中国その他向けも同130ドル高の970ドル/tで決着した。台湾大手メーカーも、

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