国産ナフサ価格 原油高騰と円安で上昇基調

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2018年9月28日

 C&Fジャパン・スポットナフサ価格は、5月中旬以来となる710ドル超まで上昇。WTI原油価格が70ドル以上で推移していることから、ナフサ価格も上昇基調を強めている。9月26日には

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トクヤマ POとIPAの国内価格を10月1日出荷分から値上げ

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2018年9月25日

 トクヤマは21日、プロピレンオキサイド(PO)と工業用イソプロピルアルコール(IPA)の国内価格を、10月1日出荷分から値上げすることを決め、商社やユーザーなどとの交渉に入ると発表した。POは同社仕切価格で13円/kg以上、IPAは12円/kg以上。

 製造コスト・物流コストの上昇に加え、POとIPAの主要原料となるナフサ価格が、10―12月に5万4000円/klを越えて、さらに上昇すると予想している。同社としては、この原料高騰を合理化努力のみで吸収することは困難と判断し、価格改定を実施することにした。

WTI価格 米国在庫減少で70ドル超に上昇

2018年9月21日

 世界の原油相場では、需給バランスが逼迫するとの見方から、足元のWTI価格は再び70ドル超の取引となっている。

 今週の米国エネルギー情報局(EIA)の統計で米国原油在庫が5週連続で減少(米国エネルギー情報局発表)したことや、サウジアラビアが原油高を容認したとの報道などを材料に先高観となり、原油価格を押し上げている状況だ。

 今年のWTI原油価格は

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クラレ MMAモノマーとMAAを10月1日出荷分から値上げ

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2018年9月21日

 クラレは20日、MMAモノマー(メタクリル酸メチル)とMAA(メタクリル酸)の国内向け価格を、10月1日出荷分から値上げすると発表した。値上げ幅は20円/kg。

 MMAモノマーとMAAは、透明樹脂・塗料・建材などの用途や、MMAモノマーを原料とするPMMA成形材料の自動車・液晶関連用途での需要が堅調に推移している。

 一方、供給面では欧米・アジア市場で定期修理や設備トラブル要因による稼動停止や、原料調達問題による生産調整が相次いでおり、MMAモノマーとMAAの需給バランスは逼迫している。この需給バランスを背景に海外市況は継続的に上昇しており、さらに足元では国産ナフサなどの原料も高騰している。

 このような状況は当面継続すると予想されることから、同社は安定供給の維持のため、価格改定を実施することにした。