ポリオレフィン大手 原料高騰で値上げ打ち出し採算是正図る

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2018年10月5日

 大手ポリオレフィンメーカーの原燃料高やコスト高に対応した値上げが打ち出され、10月中旬以降からの実施に向けユーザーとの交渉が本格化している。

 ポリエチレンでは、日本ポリエチレンが改定幅10円/kg以上で今月15日納入分から、プライムポリマーが15円/kg以上で今月22日納入分からの値上げを発表。同様にポリプロピレンでは、日本ポリプロが12円/kg以上で今月15日納入分から、プライムポリマーが15円/kg以上で今月22日納入分からの値上げを発表した。

 大手である両社が値上げに動いたことで、他のポリオレフィンメーカーも近いうちに値上げを打ち出すことになりそうだ。

 今回の値上げの背景として、

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新日本理化 フタル酸系可塑剤を21日納入分から値上げ

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2018年10月5日

 新日本理化は4日、フタル酸系可塑剤を21日納入分から24円/kg以上値上げすると発表した。対象製品はDBP、DOP、DINPとその他フタレート。

 同社は6月に原油・ナフサの高騰による原料高を受け、7月2日納入分からの価格改定を発表し、決着させている。

 しかし、その後も中東の地政学的リスクなどを背景に急騰する原油・ナフサ価格が、同社の収益を大きく圧迫している状況だ。

 このような環境の下、新日本理化は、コスト上昇分を自助努力のみで吸収することは非常に困難だと判断。今後の安定供給と事業継続のため、今回、価格改定の実施を要請せざるを得ないと判断した。

 なお、原料などの変動状況によっては、再度の価格改定が検討される模様である。

ウレタン原料MDI 中国スポット市況は弱含み

2018年10月4日

 ウレタン原料であるMDI(ジフェニルメタンジイソシアネート)は、供給量の増加により中国スポット市況は弱含んでいる模様だ。足元では、ポリメリックは2000ドル程度、モノメリックは

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新第一塩ビ 塩ビ樹脂を22日出荷分から値上げ

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2018年10月4日

 新第一塩ビは3日、汎用・ペースト用など全ての塩化ビニル樹脂の売価格を、10月22日出荷分から一律15円/kg以上値上げすると発表した。

 同社は、原油・原料ナフサ価格の高騰により、今年4月に価格修正を実施した。しかし、その後も原料ナフサ価格の上昇基調は継続し、さらにはユーティリティや物流コストの上昇も続いており、事業収支は厳しい状況に置かれている。

 こうした中で、同社は引き続き全社をあげて合理化に取り組んでいるが、製品の安定供給体制を維持するため、採算是正を目的とした価格修正が必須と判断した。

ポリスチレン 10月の価格改定は3Q並みで決着

2018年10月3日

 ポリスチレン(PS)の各メーカーは、原料のベンゼンやナフサ、また為替などを前提に四半期ごとの価格改定を行っているが、10月の価格改定では3Q(7‐9月期)並みの価格で決着した模様だ。

 9月のベンゼンACP(アジア契約価格)は

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プライムポリマー PEとPPを15円/kg以上値上げ

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2018年10月3日

 プライムポリマーは2日、ポリエチレン(HDPE、LLDPE)とポリプロピレン(PP)を、今月22日納入分から15円/kg以上値上げすると発表した。

 米国制裁によるイランの輸出減や中東の政情不安を背景に原油価格は大幅に上昇しており、また米国利上げにより為替が円安に進行していることから、主原料である国産ナフサの基準価格は、今後6万円/kl超と見込まれている。

 同社はこうした厳しい経済環境下、あらゆるコストダウンに懸命に取り組んでいるが、このようなコストの高騰は自助努力で吸収できる水準を超えるものとなるため、今回の価格改定を要請せざるを得ないとの判断に至った。

 なお、想定したナフサ基準価格が大きく変動する場合は再度、価格の修正をする場合もあるとしている。

アジア石化市況 エチレン前週並みで下げ止まり

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2018年10月2日

 アジア地域の石化市況では、前週まで3週連続下落していたエチレンがようやく下げ止まり、9月第2週は1250~1280ドル/tと前週並みでの取引となった。前週までは、

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