アジア石化市況 エチレン上昇もスプレッドが悪化

2024年7月30日

ブタジエンは大幅高継続、芳香族3製品は弱含み

 アジア地域の6月第3週の石化市況では、エチレンは前週比8ドル高の853ドル/tで取引された。これで2週連続の上昇となる。定修や稼働調整により、需給バランスの緩みが解消されてきたことが背景。ただ、原油・ナフサ価格が上昇基調となったため、

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三菱ケミカルグループ MMAモノマー、MAAなど8月から値上げ

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2024年7月25日

 三菱ケミカルグループは24日、MMA(メチルメタクリレート)モノマー、MAA(メタクリル酸)、メタクリル酸エステル類の国内価格について、8月1日納入分から値上げすることを決定し、取引先との交渉を開始したと発表した。改定幅は、MMAモノマーおよびMAAが「30円/kg」、メタクリル酸エステル類(BMA、HEMAなど)が「30円/kg以上」。

 MMA関連製品の製造にかかわる原材料費、物流費、保管費などのあらゆる費用が上昇を続けている。同社グループは、広島事業所での製造ライン最適化をはじめとするあらゆるコスト削減に取り組んでいるものの、自助努力で吸収できる範囲を超えていることから、今後も国内取引先へ良質な製品を安定的に供給していくため、価格改定の実施が必要と判断した。

 

UBE CPL 7月の契約価格、2ヵ月連続で上昇

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2024年7月24日

フレイト高騰が交渉材料、ベンゼン安で利幅拡大

 UBEは、ナイロン原料であるカプロラクタム(CPL)について、7月(上旬決め)の韓国・台湾大手向け契約価格を前月比10ドル高の1740ドル/tで決着した。2ヵ月連続の上昇となる。6月に入り、

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